中腰が続くと膝がつらい理由とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は336日目の投稿です。

日常生活の中で、掃除や荷物の持ち運び、子どもの世話などで中腰姿勢をとることは少なくありません。しかし、この姿勢が続くと膝に痛みや違和感を感じることがあります。

この記事では、中腰姿勢が膝に与える影響と、その予防法について解説します。

中腰で膝がつらくなる主な理由

中腰姿勢では、体重と重心が前方にずれやすくなり、膝関節と太ももの筋肉に負担が集中します。具体的には以下のような要因が挙げられます。

  • 上半身の重さを膝で支えるため、膝関節に通常より大きな圧力がかかる
  • 太ももの前側(大腿四頭筋)が緊張し続け、筋疲労が起こる
  • 猫背になることで体のバランスが崩れ、膝に体重が集中しやすくなる

このような状態が続くと、膝の内側・外側・お皿周辺などに力が偏り、軟骨や腱、靭帯へのストレスが増加します。

起こりやすい膝のトラブル

中腰姿勢を長時間続けることで、以下のような症状が現れることがあります。

  • 変形性膝関節症:加齢や負担の蓄積により軟骨がすり減り、膝の痛みや変形が進行する
  • 鵞足炎(がそくえん):膝の内側付近の腱に炎症が起こり、曲げ伸ばしで痛みが出る
  • 筋肉のトラブル:太もも外側の筋肉にコリやトリガーポイントができ、膝の外側に痛みを感じる

自分でできる予防法

膝への負担を軽減するためには、日常生活の中で以下のような工夫が有効です。

  • 同じ姿勢を続けない:中腰を長時間続けず、こまめにしゃがんだり立ち上がったりして姿勢を変える
  • 荷物は体に近づけて持つ:体から遠ざけて持つと膝や腰への負担が増えるため、できるだけ体に近づけて持つ
  • 太ももやお尻の筋力を鍛える:下半身の筋力を強化することで、膝関節への負担を分散できる

受診を検討すべきサイン

以下のような症状がある場合は、整形外科やリハビリテーション科などの専門機関で相談することをおすすめします。

  • 中腰での膝の痛みが数週間続く、または徐々に強くなっている
  • 階段の昇り降りや立ち上がりで鋭い痛みがある、引っかかる感じや腫れがある
  • 膝だけでなく、腰や股関節にも痛みが広がってきている

早期の対応が、症状の悪化を防ぐ鍵となります。