肩をかばうと首がつらくなる?
おはようございます。理学療法士の水尻です。 今日は332日目の投稿です。
この時期、朝が寒くて布団から出られない、という経験をされている方も多いのではないでしょうか。目覚まし時計が鳴っても、あと5分、あと5分と思ううちに、気づけば慌てて家を飛び出す。冬の朝の永遠の課題です。寒い朝を乗り切るコツとして、寝る前に暖房のタイマーをセットしておく、起きたらすぐに温かい飲み物を飲む、前日のうちに準備を整えておくなど、小さな工夫が効果的です。体が温まると、自然と動き出しやすくなります。始めるまでが一番大変で、一度エンジンがかかれば案外スムーズに進むものです。重たい気持ちのまま先延ばしにするより、まず小さな一歩を踏み出してみる。今日も一日、少しずつエンジンをかけながら頑張りましょう。

今日は、肩の不調から首や背中にまで広がる「からだの連鎖」についてお話しします。
「肩が痛いな」と思っていたら、いつの間にか首までつらくなっていた…そんな経験、ありませんか?
実はこれ、とてもよくあることなんです。
肩と首はつながっている
肩に痛みがあると、私たちは無意識に肩をすくめたり、身体を丸めたりして、痛みを避けようとします。
でもその姿勢が続くと、首や肩まわりの筋肉がずっと緊張したままになり、コリや痛みが強くなってしまうのです。
さらに、首と肩は同じ神経のグループから枝分かれしているため、肩のトラブルが首の痛みとしても感じやすいという特徴があります。
からだは「運動の連鎖」で動いている
肩の動きは、実は肩だけで完結していません。
肩甲骨、鎖骨、胸郭(肋骨の土台)、背骨、骨盤まで、全身が連動して動いています。
たとえば、腕を挙げるとき。上腕だけでなく、肩甲骨や胸郭、背骨、首の骨まで一緒に動いているんです。
だからこそ、肩甲骨の動きが硬くなると、肩や首に負担がかかりやすくなります。
肩の不調から連鎖しやすい症状
- 首のコリや痛み、振り向きにくさ
- 肩甲骨まわりの重だるさ、背中のハリ
- 猫背やストレートネックの悪化
- 服の脱ぎ着や髪を洗う動作のしづらさ
放っておくと、かばう姿勢がクセになり、背中や腰など他の部位にも負担が広がってしまうことも。
自分でできる予防とケア
① 肩と肩甲骨をやさしく動かす
両手を横に開き、ひじを曲げて指先で肩に触れます。
肩の付け根を中心に、ゆっくり大きく前回し・後ろ回しをそれぞれ10回ずつ。
呼吸を止めず、肩甲骨が背中でスライドする感覚を意識しましょう。
② 首にやさしい姿勢を意識する
スマホやパソコンは目の高さに近づけ、頭が前に突き出ないように。
骨盤を立てて座ると、自然に背筋が伸びて首への負担が減ります。
肩をすくめるクセがある人は、気づいたときに大きく息を吐きながら肩をストンと下ろしてみてください。
③ 温めて血流を良くする
入浴や蒸しタオルで、首〜肩〜肩甲骨まわりを温めると、筋肉の緊張がゆるみやすくなります。
冷えやストレスは筋肉のこわばりを強めるので、体を冷やしすぎないことも大切です。
こんなときは早めに受診を
- 痛みが長く続く、または悪化している
- 手や腕にしびれ・力の入りにくさがある
- 夜間痛で眠れない、日常生活に支障がある
- 五十肩や頸椎症の診断を受けたが、動かし方が不安
からだの声に耳をすませて
肩と首の不調は、つながっているからこそ悪くなりやすいもの。
でも、全身のバランスを整えながらケアしていけば、きっと楽になっていきます。


