腱鞘炎(ドケルバン病)が治りにくい理由と改善ポイントとは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は301日目の投稿です。

こんな症状、ありませんか?

  • 親指の付け根が痛い
  • スマホを持つだけでズキッとする
  • 抱っこや家事で手首がつらい

これらの症状がある場合、「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」の可能性があります。特に家事や育児、スマートフォンの操作などで手をよく使う方に多く見られる疾患です。

ドケルバン病とは?

親指を動かす腱(短母指伸筋腱と長母指外転筋腱)が通る腱鞘で炎症が起こり、腱の動きがスムーズでなくなる状態です。腱が腫れることで腱鞘内のスペースが狭くなり、摩擦が生じて痛みや腫れを引き起こします。

なぜ治りにくいのか?

  1. 手の使いすぎが続きやすい
    日常生活で手首や親指は頻繁に使われるため、完全な安静が難しく、腱への負担が続いてしまいます。
  2. 動作のクセが直りにくい
    スマホの操作姿勢や荷物の持ち方など、痛みを悪化させる使い方が習慣化していることがあります。
  3. 痛みを我慢して使ってしまう
    初期の違和感を放置して使い続けることで、炎症が慢性化することがあります。
  4. 腱鞘の構造的な狭さ
    もともと腱鞘が狭い人は、炎症によって腱が擦れやすく、再発しやすい傾向があります。

改善のポイント

  1. 手首を休ませる
    痛みを悪化させる動作(親指の広げすぎ・手首のひねり)を控え、サポーターやテーピングで負担を軽減しましょう。
  2. 負担を減らす使い方を覚える
    • スマホは両手で操作する
    • 抱っこや荷物の持ち方を工夫する
    • 親指ではなく手のひら全体で支える
  3. 腱の滑走改善とストレッチ
    炎症が落ち着いたら、痛みの出ない範囲で可動域を保つエクササイズを行います。
  4. 筋肉のバランスを整える
    前腕の筋肉のバランスを整えることで、腱への負担を軽減できます。温熱療法やマッサージも効果的です。

まとめ

ドケルバン病は、手の使い方の改善が最も重要な治療法です。安静や湿布だけでは根本改善にならないため、医療機関での相談や日常動作の見直しが大切です。

痛みが続く場合は無理をせず、早めに専門家に相談しましょう。日常の小さな工夫が、回復への大きな一歩になります。