股関節を曲げるときの詰まりを感じる原因とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、246日目の投稿です。  日常生活や運動中に股関節を曲げたとき、「なんだか引っかかる」「まっすぐ入らない感じがする」といった違和感を覚えたことはありませんか?これは単なる柔軟性不足ではなく、股関節の構造や筋肉の状態、姿勢のクセなど、さまざまな要因が関係しています。今回は、股関節屈曲時に感じる「違和感」の原因と、その対処法について詳しく解説します。 股関節の基本構造股関節は、大腿骨の骨頭と骨盤の臼蓋がはまり込む「球関節」です。可動域が広く、関節唇や靭帯、軟部組織によって安定性も保たれています。この複雑な構造により、動きの中で「入り方」や「滑り方」に敏感な関節でもあります。 股関節屈曲時に違和感が生じる主な原因1.関節内の問題・関節唇の挟み込み(インピンジメント)  FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)では、深く屈曲した際に関節唇が骨に挟まれ、ズレや痛みを伴うことがあります。・軟骨や骨の変形  変形性股関節症の初期では、骨棘や関節面の変化により、屈曲時に違和感を覚えることがあります。
  • 筋・軟部組織の影響
・腸腰筋や大腿四頭筋の過緊張  前面の筋肉が硬くなると、関節内で圧迫感や制限を感じやすくなります。・殿筋群・ハムストリングのアンバランス  後方の筋群との協調が崩れると、骨頭の滑りが不十分になり、引っかかり感が生じます。
  • 姿勢・動作パターン
・骨頭の滑り不足  本来、屈曲時には骨頭が後方へわずかに滑る必要があります。これが不足すると違和感につながります。・骨盤の前傾姿勢  骨盤が過度に前傾していると、屈曲初期に骨同士がぶつかりやすくなります。 違和感への対処法・軽いストレッチ(腸腰筋・殿筋)で筋の柔軟性を高める・股関節周囲の安定性を高めるエクササイズ(殿筋・体幹の筋トレ)・長時間同じ姿勢を避け、立ち座りのフォームを見直す・痛みがある場合や症状が続く場合は、医療機関での診察と画像検査を受ける まとめ股関節屈曲時の「違和感」は、関節の構造、筋肉の状態、姿勢のクセなど、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。違和感は体からのサイン。放置せず、早めにケアすることで、痛みや機能低下を予防できます。あなたの股関節、ちゃんと「入って」いますか?