手首が痛いのは「使いすぎ」だけじゃない?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は393日目の投稿です。
今日は皆さんが食事の時に言う「いただきます」という言葉について話したいと思います。皆さんも食事の前に「いただきます」と言うかと思いますがこの言葉の意味について深く考えたことがあるでしょうか。先日「いただきます」の意味について調べてみたところ「天地の恵みと、多くの人々の働きに感謝して、命のもとをいただきます。」このような意味があることを知りました。食べることは命をつなぐことであり、飽食の時代で忘れがちになっていますが、私の親世代は食べることの大切さを知っていたのです。先人の言葉に今一度耳を傾けることも大切だと感じました。

「最近、手首が痛くて整形外科に行ったら『使いすぎですね』と言われました。」
こんな経験、ありませんか。
確かに、手首の痛みの原因として“使いすぎ(オーバーユース)”はよく挙げられます。 しかし、この「使いすぎ」という言葉、実はとても幅広い意味を含んでいるんです。
今日は、理学療法士の視点から “使いすぎの本当の姿” を少し掘り下げてみます。
「使いすぎ」とは本当は何を指しているのか
一般的に「使いすぎ」と言われるのは、次のような状況です。
- 長時間同じ動作を繰り返す
- 強い力を頻繁に使う
- 休む時間が足りない
こうした状態が続くと、関節や筋肉に負担が蓄積し、痛みにつながります。
ですが、同じ作業をしていても 痛くなる人とならない人がいる のはなぜでしょう。
その答えは、「使い方のくせ」にあります。
痛みの原因は「使い方」に潜んでいる
パソコン作業、スマホ操作、料理、掃除など、一見軽い動作でも、
- 手首が常に反っている
- 指を強く使いすぎている
- 力の抜き方がわからない
といった“クセ”があると、腱や腱鞘に小さな負担が積み重なります。
これが腱鞘炎や手首の関節炎につながることも珍しくありません。
つまり、同じ量の作業でも 姿勢や力の使い方が悪いだけで「使いすぎ状態」になってしまう のです。
手首だけが原因とは限らない
手首の痛みが長引くとき、実は手首そのものに問題がないケースもあります。
例えば…
- 肩や肘が硬く、手首に負担が集中している
- 首の神経の張り(絞扼)が影響している
- 筋力バランスが崩れ、手首まわりに余計な力が入っている
理学療法の現場では、 痛みの出ている場所と原因の場所が違う ことはよくあります。
だからこそ、「手首を休める」だけでは不十分なことも多いのです。
自分でできる簡単チェック
まずは、次の動作で痛みがどう変わるか確認してみましょう。
- 指を動かすと痛い → 腱鞘炎の可能性
- 手のひらを上に向けるとつらい → 前腕の筋肉の疲労
- 手首を反らすとズキッとする → 姿勢や肘の影響
軽い痛みなら、次のセルフケアが役立ちます。
- しっかり休息をとる
- 手首や前腕の軽いストレッチ
- 冷やして炎症を抑える
ただし、
- 2週間以上痛みが続く
- 腫れがある
- 夜間痛がある
といった場合は、医療機関での診察をおすすめします。
まとめ:大切なのは「使いすぎ」ではなく「使い方」
「使いすぎ」と言われると、つい安静にするだけで終わりがちです。 しかし、本当に大切なのは “なぜそこに負担が集中したのか” を知ること。
姿勢や動かし方を整えることで、痛みの改善だけでなく再発予防にもつながります。
理学療法士として感じるのは、 ちょっとした意識の変化で手首の負担は大きく変わる ということ。
日常のどんな場面で痛みが出やすいのか、どんな姿勢で無理をしているのか。 それを一緒に見直していくことが、改善への第一歩になります。


