スポーツ障害「痛みが引いたら復帰していい?」

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は363日目の投稿です。

私たちは今日も1日仕事を頑張ります。そして家に帰ります。このような1日、1日の繰り返しを重ねて私たちは歳をとっていきます。仕事を一生懸命頑張り、家庭を守り。その果ての人生が何もない退屈な余った時間だというのは非常に残念なことです。仕事を頑張るためには「自分は将来こうなりたい」という目標があることが大切だと思います。皆さん様々な目標、目的があるからこそ仕事を頑張ることができます。何の目標も目的もないまま、誰かから与えられた仕事を平々淡々とこなすだけでは人生は楽しくありません。目標を持ち、それに向けて一生懸命に、積極的に仕事に取り組むことは未来の自分を支えるための第一歩です。それでは、今日も1日頑張りましょう。

スポーツ中にケガをした後、痛みが和らいでくると「もう大丈夫かも」「そろそろ練習に戻ろう」と思うことは自然な流れです。しかし、「痛みがない=完治した」とは限りません。ここに、再発のリスクが潜んでいます。

痛みがなくても、体はまだ回復途中の可能性がある

痛みは、体が「無理をしないで」と発する重要なサインです。炎症や強い痛みが落ち着くと、そのサインは消えますが、筋肉や腱、関節の機能やバランスが完全に回復していないことが多くあります。

具体的には以下のような状態が残っていることがあります:

  • ケガをかばう動きのクセが残っている
  • 筋力や柔軟性が低下している
  • 体幹や姿勢の安定性が落ちている

このような状態で競技に復帰すると、少しの負荷でも再び同じ部位を痛めるリスクが高まります。

よくある再発の原因(落とし穴)

痛みがないからと練習量を急に戻す
→ 組織が完全に回復していないため、再負傷の原因になります。

患部だけを治して満足する
→ 実際には、全身の動きのクセやフォームに問題があるケースも多く見られます。

リハビリを途中でやめてしまう
→ 痛みが取れた時点でリハビリを中断すると、筋力や安定性の回復が不十分なまま復帰することになります。

安心して復帰するためのポイント

  • 運動量は段階的に増やす(例:「3~4割→7割→100%」のステップ)
  • ケガ前と同じ動きがスムーズにできるか確認する
  • 体幹や下肢の安定性・柔軟性を再チェックする
  • 医師や理学療法士による最終確認を受ける

これらを丁寧に行うことで、再発のリスクを大きく減らし、安心して競技に戻ることができます。

まとめ

痛みがなくなることは、回復への重要なステップですが、それだけで「治った」と判断するのは危険です。焦らず、体の機能をしっかりと取り戻すことが、確実な復帰への近道です。