首を動かすと「ビリッ」と痛む?その原因とセルフケア
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は355日目の投稿です。

日常生活の中で、ふと首を動かした瞬間に「ビリッ」と電気が走るような痛みを感じたことはありませんか?一瞬のことだからと見過ごしがちですが、実は体からの大切なサインかもしれません。
この記事では、首を動かしたときに起こる電気のような痛みの原因と、日常でできるセルフケアについて解説します。
■ こんな症状、ありませんか?
・振り向いた瞬間、首から肩にかけてピキッと痛む
・下や上を向いたときに、首の片側だけビリッとする
・デスクワーク中に首を回したら、一瞬だけ頭のつけ根あたりが痛む
・痛みのあと、しばらくジーンとしびれが残る
これらの症状は、首まわりの神経や筋肉に原因があることが多いとされています。
■ 主な原因と考えられる症状
1.神経への刺激(神経痛)
首の骨の間からは、腕や肩、頭へと伸びる神経が出ています。筋肉のこりや姿勢の悪さ、急な動きなどで神経が刺激されると、電気が走るような痛みが生じることがあります。
2.頚椎症・椎間板のトラブル
加齢や負担の蓄積により、首の骨や椎間板がすり減ると、神経の根元が圧迫されやすくなります。これにより、首だけでなく肩や腕、手の指先までしびれや痛みが広がることもあります。
3.筋肉のこりによる皮神経の刺激
肩こりや筋肉の張り、冷えなどによって、皮膚の近くを通る「皮神経」が敏感になり、首や肩を動かしたときにピリッとした痛みを感じることがあります。
4.急性の筋肉・靭帯の損傷(いわゆる「ぎっくり首」)
急な動きや負担で、首の筋肉や靭帯が捻挫を起こすことがあります。寝違えたときのような鋭い痛みが特徴で、初期は安静と冷却が必要です。
■ 受診が必要なサイン
以下のような症状がある場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診しましょう。
・腕や手のしびれが続く
・手の細かい動きがしづらい(ボタンが留めにくい、箸が使いにくいなど)
・歩行時にふらつく、足にもしびれがある
・転倒や事故のあとに症状が出た
・安静にしていても強い痛みがあり、夜も眠れない
神経が強く圧迫されている可能性があり、レントゲンやMRIなどの検査が必要になることもあります。
■ 自分でできるセルフケア
姿勢の見直し
・スマホやパソコンは目線の高さに
・椅子に深く座り、背もたれに軽くもたれる
・顎を軽く引く意識を持つ
1時間に1回は、軽く首や肩を動かすようにしましょう。
温めて筋肉をゆるめる
・お風呂で首〜肩をしっかり温める
・蒸しタオルを首の後ろに当てて、5〜10分リラックス
血流が良くなり、筋肉の緊張が和らぎます。
やさしいストレッチ
・首を前後・左右に小さく動かす(痛みが出ない範囲で)
・肩をすくめる・下ろす動きをゆっくり10回ほど
・両腕を後ろで軽く組み、胸を開くように伸びをする
「痛気持ちいい」と感じる程度で止めるのがポイントです。
■ まとめ
首を動かしたときの電気のような痛みは、神経や筋肉の一時的なトラブルであることが多いですが、放置すると慢性化や悪化のリスクもあります。
気になる症状が続く場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断とケアを受けることが大切です。日常の姿勢やセルフケアを見直すことで、症状の予防や改善につながります。


