イスから立つとき股関節がつらくなる原因とは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は343日目の投稿です。
昨年10月から続くインフルエンザ流行は、年末にかけて一度落ち着きを見せましたが、年明け以降に再び拡大傾向に転じているようです。今回の流行では、A型とは異なる症状を伴うB型が多くを占めているそうです。B型では腹痛や下痢などの消化器症状を伴うケースが比較的多いとされています。「熱がないから大丈夫」と判断してしまいがちですが、B型の場合はそうとは限りません。感染対策の徹底を続けながら、体調管理を心がけながら過ごしましょう。それでは、今日も1日頑張りましょう。

イスから立ち上がる瞬間に「ズキッ」「つっぱる」「重だるい」といった股関節のつらさを感じる方は少なくありません。 実はこれ、股関節まわりの硬さと立ち上がり動作のクセが重なって起きていることが多いんです。
この記事では、股関節がつらくなる理由と、自宅でできる簡単な対策を分かりやすく解説します。
1. 立ち上がるとき、股関節では何が起きている?
イスから立つ動作は、実はとても複雑です。
- 上半身を前に倒して股関節を曲げる
- 骨盤を起こしながら股関節を伸ばす
- 同時に膝を伸ばし、足首も微調整する
これらがスムーズに連動していると、負担は少なく「スッと立てる」状態になります。 しかし、どこかが硬かったり、筋力がうまく働かなかったりすると、特定の場所に負担が集中し、痛みや違和感につながります。
2. 股関節がつらくなる主な理由
● 関節まわりのこわばり(関節包・靭帯)
加齢や長年の負担で関節を包む組織が硬くなりやすく、 座って動かない時間が長いほど、立ち上がりの瞬間に「急に伸ばされて痛い」という状態になりやすいです。
● 筋肉の硬さ・疲労
長時間の座りっぱなしや運動不足で、お尻や太ももの筋肉が硬くなります。 硬い筋肉は動き始めにスムーズに伸び縮みできず、 「つる」「張る」「こむら返りのように痛い」といった症状が出やすくなります。
● 姿勢や座り方のクセ
- 背もたれに寄りかかりすぎる
- 足を組む
- 片側に体重をかける
- イスの高さが合っていない
こうしたクセが続くと、股関節が「詰まった位置」で固まり、動き出しが痛くなります。
● 体重や筋力バランスの影響
体重が増えると股関節への負担は大きくなります。 また、太ももの前だけ強くてお尻が弱いなど、筋力バランスが崩れると、片側だけ痛くなることもあります。
● 関節の病気が隠れている場合
- 変形性股関節症
- 関節リウマチ
- 大腿骨頭壊死症
これらの病気では、立ち上がりや歩き始めに痛みが出やすいのが特徴です。 痛みが長く続く場合は早めの受診が大切です。
3. こんな症状があれば受診を検討
- じっとしていてもズキズキ痛む
- 夜中・明け方に痛みで目が覚める
- 太ももや膝まで痛みが広がる
- 股関節がほとんど開かない、靴下がはきにくい
- 2〜3週間以上痛みが続き、悪化している
レントゲンや必要に応じてMRIで原因を確認することで、治療の方向性が明確になります。
4. 自宅でできる「負担を減らす工夫」
● イスの選び方・座り方
- 膝が股関節より少し低くなる高さが理想
- 背もたれに頼りすぎず、軽く骨盤を起こして座る
- 足を組まず、両足裏を床につける
● 立ち上がりをラクにするコツ
- 少し浅く座り直し、足を軽く後ろへ引く
- 上半身を前に倒してから、股関節と膝を一緒に伸ばす
- 無理に反動を使わず、必要なら肘掛けやテーブルを軽く支えにする
痛みが強いときは「回数より質」。 ゆっくり丁寧に行うのがポイントです。
5. 股関節をやわらげる簡単セルフケア
※痛みが強い方、持病のある方は必ず医療者に相談してください。
- 太ももの前後の軽いストレッチ(20〜30秒、反動なし)
- 椅子に座ってお尻の筋肉を伸ばすストレッチ
- 座ったままの軽い股関節の曲げ伸ばし
「痛気持ちいい」程度で止め、鋭い痛みが出るところまでは行わないのが安心です。
まとめ
イスから立つときの股関節のつらさは、 関節のこわばり・筋肉の硬さ・姿勢のクセ・筋力バランスなど、複数の要因が重なって起こります。
日常のちょっとした工夫やセルフケアで改善するケースも多いので、 まずはできる範囲から取り入れてみてください。



