朝に指がこわばるのはなぜ?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は317日目の投稿です。
うまくいかない日も含めて、今年のすべてが今の自分につながっていると思います。支えてくださった皆さまに感謝しつつ、来年も成長を重ねて頑張っていきましょう。どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

朝、目が覚めて布団の中で手を動かそうとしたとき、 「あれ?指が動かしにくい…」そんな経験はありませんか?
実はこの“朝の指のこわばり”、単なる血行不良だけでなく、 体の中で起きているさまざまな変化や不調のサインかもしれません。
朝のこわばり、原因はひとつじゃない
朝の指のこわばりには、日常的なものから病気に関わるものまで、 いくつかの原因が重なっていることが多いです。
- ・長時間同じ姿勢で寝ていることによる血行低下や筋・腱のこわばり
- ・冷えやむくみ(寝ている間に体液が手指にたまり、動かし始めが重く感じる)
- ・指の使い過ぎによる腱鞘炎やばね指などの炎症
- ・更年期や産後などのホルモンバランスの変化
- ・関節リウマチや膠原病、痛風などの関節の病気
これらが複雑に絡み合って、朝の「動かしにくさ」として現れることがあります。
血流と関節の深い関係
寝ている間は体を動かさないため、筋肉のポンプ作用が弱まり、 指先などの末端への血流が滞りがちになります。
その結果、関節周囲にむくみや冷えが生じ、 朝起きたときに「指が固まっている」ように感じるのです。
しかし、少しずつ体を動かしていくと血流が戻り、 関節液も循環し始めて、指の動きがスムーズになっていきます。
まるで、朝露に濡れた森の葉が、太陽の光でゆっくりと目覚めていくように。
病気のサインかもしれない症状
以下のような症状がある場合は、 関節リウマチなどの病気が隠れている可能性があります。
- ・毎朝のように指がこわばり、1時間以上続く
- ・指の関節が腫れている・熱を持っている・赤くなっている・痛みがある
- ・昼には少し楽になるが、日を追うごとに悪化している
- ・左右対称に複数の関節に症状が出る
こうした場合は、整形外科やリウマチ科、膠原病内科などでの診察をおすすめします。
自分でできるケアと予防法
軽いこわばりであれば、日常の中でできるケアもあります。
- ・起きる前に布団の中で手をグーパーしたり、指をゆっくり曲げ伸ばしする
- ・起床後、40度前後のお湯で手を温めてから、指や手首をやさしく回す
- ・日中も冷えを避けるために、手袋やアームウォーマーで保温する
- ・スマホやパソコン作業が多い人は、こまめに休憩とストレッチを取り入れる
それでも症状が続く、あるいは悪化するようであれば、 「ただの血行不良」と思い込まず、早めに医療機関で相談することが安心につながります。
まとめ
朝のこわばりは、体がそっと教えてくれる「小さな異変」。
その声に耳を傾けることが、健やかな毎日への第一歩かもしれません。



