立ちっぱなしで腰が痛くなる理由とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は305日目の投稿です。

長時間の立ち仕事や家事、接客などで「ただ立っているだけなのに、なんだか腰が痛い…」と感じたことはありませんか?
実はその痛み、体からの「ちょっと休んで!」というサインかもしれません。

今回は、立ちっぱなしで腰が痛くなる理由と、日常でできる予防のポイントについて、やさしく解説します。

なぜ「立っているだけ」で腰が痛くなるの?

① 同じ姿勢が筋肉を疲れさせる

人の体は、本来「動くため」にできています。
でも、ずっと同じ姿勢で立っていると、腰やお尻、脚の筋肉が緊張し続けてしまいます。

その結果、血流が悪くなり、酸素や栄養が届きにくくなって、筋肉に疲労物質がたまりやすくなるのです。

特に、腰を支える「腰方形筋」「脊柱起立筋」が硬くなると、腰のだるさや重さを感じやすくなります。

② 姿勢バランスの崩れ

長時間立っていると、ついこんな姿勢になっていませんか?

  • 片足に体重をかける
  • 反り腰になる
  • 猫背のまま立つ

こうしたアンバランスな立ち方は、腰の骨や骨盤に偏った負担をかけてしまい、腰痛の原因になります。

③ 下半身の疲れが腰に影響する

立ちっぱなしだと、ふくらはぎや太ももの筋肉が「ポンプ」の役割を果たしにくくなります。

その結果、血液やリンパが下半身にたまりやすくなり、足のむくみや重だるさが出てしまいます。
この疲れが、じわじわと腰にも伝わってくるのです。

④ インナーマッスルの低下

腰を支える体幹の筋肉(インナーマッスル)が弱まっていると、姿勢を保つのが難しくなります。

すると、表面の筋肉(アウターマッスル)に頼りすぎて疲れやすくなり、少しの立ち仕事でも腰が痛くなってしまうのです。

腰痛を防ぐためにできること

ちょっとした工夫で、体の負担をぐっと軽くすることができます。

  • 30〜60分に一度は軽く体を動かす(体重移動や屈伸など)
  • 骨盤を立てて、背筋を伸ばした姿勢を意識する
  • クッション性のある靴やインソールを使う
  • 体幹やお尻の筋肉を日常的にトレーニングする
  • 仕事中もふくらはぎのストレッチや、つま先上げ運動を取り入れる

こうした小さな積み重ねが、腰への負担をやさしく和らげてくれます。

おわりに

立ちっぱなしで感じる腰の痛みは、「動かないこと」からくる体の疲労サインです。

姿勢や体幹の安定を意識して、こまめに動いたりストレッチを取り入れたりすることで、腰の痛みを予防しやすくなります。

もし痛みが長引いたり、しびれを感じるようであれば、無理せず早めに専門家に相談しましょう。