反り腰と肩こりの関係とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は304日目の投稿です。

「肩がこるなあ…」と感じたとき、つい肩を回したり、マッサージに頼ったりしていませんか?
でも実は、その肩こりの原因、腰にあるかもしれません。

今回は、あまり意識されにくい「反り腰」と「肩こり」の関係について、身体全体のつながりという視点からお話しします。

反り腰ってどんな姿勢?

反り腰とは、骨盤が前に傾き、腰のカーブが強くなっている状態のことです。
見た目では、次のような特徴があります。

  • お腹が前に出ている
  • お尻が突き出ている
  • 背中が反っているように見える

長時間のデスクワークやヒールの高い靴、妊娠、筋力のアンバランスなどが原因で、現代人にとても多い姿勢のひとつです。

なぜ反り腰が肩こりにつながるの?

人の身体は、骨や筋肉を通じて全身がつながっています。
反り腰になると、身体のバランスが崩れ、次のような連鎖が起こります。

① 骨盤の前傾
→ お腹の筋肉(腹直筋や腹横筋)がうまく使えなくなります。

② 背中・腰の筋肉が過緊張に
→ 背中の筋肉(脊柱起立筋など)が常に働きすぎて、上半身が緊張状態に。

③ 胸の位置が前方へずれる
→ 姿勢を保つために肩甲骨の位置が乱れ、肩がこりやすくなります。

④ 頭の位置も前へ
→ 首や肩まわりの筋肉(僧帽筋や肩甲挙筋)に余計な負担がかかります。

このように、腰の反りが全身に影響を与え、最終的に「肩こり」として現れるのです。

改善のカギは「骨盤」と「体幹」

肩こりを根本から改善するには、肩だけでなく、骨盤や体幹のバランスを整えることが大切です。

  • 骨盤を立てる意識を持つ
    椅子に浅く腰かけ、坐骨で座るように意識してみてください。
  • お腹まわりの筋肉を鍛える
    ドローイン(お腹を軽く引き込む呼吸法)でインナーマッスルを活性化しましょう。
  • 胸を開いて肩をリラックス
    肩甲骨を軽く後ろに寄せるように意識すると、自然と胸が開きます。
  • 定期的にストレッチを
    太ももの前側(大腿四頭筋)や腰、胸の筋肉をやさしく伸ばしてあげましょう。

まとめ:身体は一本の木のように

肩こりを感じたとき、肩だけをケアするのではなく、身体全体のバランスに目を向けてみましょう。
反り腰を整えることで、肩の緊張がふっと和らぐこともあります。

まるで一本の木が、根っこから枝先までつながっているように、私たちの身体もひとつながり。
小さな意識の変化が、大きな変化を生むかもしれません。

「もしかして、私も反り腰かも?」と思った方は、ぜひ一度、鏡で姿勢をチェックしてみてください。
そして、必要であれば理学療法士や専門家に相談してみるのもおすすめです。