交通事故による「むちうち」と神経症状の関係とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、285日目の投稿です。

交通事故の衝撃で首に強い負荷がかかると、「むちうち(外傷性頸部症候群)」が起こることがあります。 特に追突事故では、首が急激に前後に振られ、頚椎や周囲の筋肉、靭帯、そして神経にまで影響が及びます。 今回は、むちうちの発生メカニズムと神経症状、そして理学療法士の視点からの対処法についてご紹介します。

むちうちの発生メカニズム

事故の衝撃で首がムチのようにしなることで、頸椎や軟部組織が損傷します。 損傷部位に炎症や腫れが起こると、神経が圧迫されて血流も悪くなり、神経症状が現れる原因になります。

むちうちによる神経症状

  • しびれ(腕や手への放散痛、感覚の鈍さ)
  • 感覚異常(知覚の低下、異常な感覚)
  • 筋力低下(握力の低下など)
  • 痛み(神経根の刺激による放散痛)

首の筋肉が硬くなることで神経が慢性的に圧迫され、しびれや痛みが長引くこともあります。 また、脊髄や神経根がわずかにずれることで神経伝達がうまくいかず、脱力感につながるケースもあります。

自律神経への影響

むちうちは体性感覚神経だけでなく、自律神経にも影響を与えることがあります。 頭痛、めまい、吐き気、耳鳴りなどが続くことがあり、日常生活に大きな支障となることもあります。

理学療法士の視点からの対処法

  • 初期:炎症を抑えるための安静・冷却
  • 回復期:運動療法、ストレッチ、温熱療法を徐々に導入
  • 再発予防:筋力・柔軟性を高めるトレーニング

首はまるで水の流れのように繊細な構造。
むちうちの症状が続く方は、早めの診断と適切なリハビリで、少しずつ元の流れを取り戻していきましょう。