五十肩と腱板損傷はどう違う?見分け方のポイントとは?

肩の痛み「五十肩」と「腱板損傷」の違い

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、283日目の投稿です。

今回は、肩の痛みでよく耳にする「五十肩」と「腱板損傷」について、理学療法士の視点から違いや見分け方をわかりやすく解説します。 どちらも似たような症状がありますが、原因や治療方針は大きく異なるため、正しく理解することが大切です。

五十肩と腱板損傷の違い

項目五十肩(肩関節周囲炎)腱板損傷(腱板断裂)
原因肩周囲の組織の炎症・癒着肩の腱(腱板)の断裂・損傷
主な症状全方向の可動域制限、夜間痛特定の動作で痛み、筋力低下
可動域全方向で制限される途中で痛み・引っかかりが出る
筋力低下軽度・二次的明確な筋力低下あり
自然治癒多くは自然改善自然治癒は難しいことが多い
画像検査MRIで関節包の癒着を確認MRI・超音波で腱の断裂を確認

見分け方のポイント

① 可動域の制限の仕方

五十肩は全方向に動かしにくく、「手を背中に回す動作」が特に困難です。 一方、腱板損傷では腕を上げる途中で痛みや引っかかりが出るのが特徴です。

② 筋力の低下

腱板損傷では明らかな筋力低下が見られます。 五十肩では筋力低下は軽度で、主な原因は関節の硬さです。

③ 痛みの特徴

五十肩は夜間痛が強く、時間とともに改善傾向があります。 腱板損傷は動作時の痛みが強く、断裂は自然に治りにくいのが特徴です。

④ 音や違和感

腱板損傷では、肩を動かすと「シャリシャリ」とこすれるような音が出ることがあります。

⑤ 画像検査

MRIや超音波で腱板の断裂や関節包の癒着が確認できます。 腱板損傷は画像ではっきり診断できるため、早期の検査が重要です。

理学療法士からのアドバイス

五十肩と腱板損傷は非常に似ているため、自己判断は難しいです。 痛みや動きの制限が長く続く場合は、早めに整形外科や理学療法士へ相談してください。

五十肩は時間とともに改善することも多いですが、腱板損傷はリハビリや手術が必要なケースもあります。 正確な診断と適切な治療が、早期回復のカギです。