胸郭の動きが姿勢に及ぼす影響とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、213日目の投稿です。 まだまだ暑い日が続きますね。みなさん熱中症の予防には気を遣っていることと思いますが、熱中症は重篤な症状が出てから対処しても後遺症などのリスクがあるそうです。軽度熱中症の兆候としてよく言われるのは、大量に汗をかく・顔が青白くなる・筋肉が痙攣する・立ちくらみが生じるといったものです。こういった症状を自覚したとき・周りの人にこういった症状が出ているときは、お互いに声をかけ合っていきましょう。それでは、今日も一日頑張りましょう。  日々の臨床やトレーニング指導の中で、「呼吸のしやすさ」と「姿勢の安定」には深い関係があると感じることはありませんか?その中心にあるのが 胸郭(きょうかく)です。 胸郭の役割とは?胸郭は、肋骨・胸骨・胸椎から構成され、肺や心臓を守るだけでなく、呼吸運動の中心的な役割を担っています。呼吸に合わせて肋骨が上下に動くことで、肺が膨らみ、酸素を取り込むことができます。この動きの柔軟性が、体幹の安定性や姿勢にも大きく影響するのです。 胸郭と姿勢の関係1.胸郭が硬くなると猫背になりやすい胸郭の前面が制限されると、肩が前方に巻き込みやすくなり、自然と猫背の姿勢が強調されます。結果として、首や腰への負担が増加します。2.胸郭が広がると呼吸も姿勢も安定胸郭がスムーズに動き、横隔膜がしっかり働くことで、呼吸が深くなり、体幹が内側から支えられます。これが姿勢の安定につながります。3.姿勢の崩れは胸郭の柔軟性にも影響長時間の悪い姿勢(スマホ首や前かがみのデスクワークなど)は、胸郭周囲の筋肉を固めてしまい、「呼吸が浅い → 姿勢が崩れる」という悪循環を生み出します。 理学療法士が注目する評価ポイント・肋骨の可動性:左右対称に動いているか?・胸椎の柔軟性:伸展や回旋ができているか?・呼吸パターン:胸式呼吸に偏っていないか?これらを評価し、適切な運動やストレッチで改善していくことが重要です。 胸郭を動かす簡単エクササイズ※無理のない範囲で行いましょう。・胸を開くストレッチ椅子に座り、手を頭の後ろで組んで深呼吸。吸うときに肘を開き、胸を広げる感覚を意識します。・胸の回転運動四つ這いの姿勢から片手を頭に添え、肘を天井に向かってゆっくり開いていきます。背骨の回転と胸郭の動きを感じましょう。 まとめ「呼吸が浅い」「猫背が気になる」と感じる方は、もしかすると胸郭の柔軟性が制限されているのかもしれません。 胸郭の動きを改善することで、呼吸が深くなり、姿勢も安定し、疲労感の軽減にもつながります。日々のケアに、胸郭へのアプローチを取り入れてみませんか?