おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は489日目の投稿です。
今回は、「異常気象」について考えてみたいと思います。石川県・富山県では昨夜から記録的な大雨が続き、線状降水帯も発生しています。最近、「記録的な大雨」「観測史上最大」といった言葉を耳にする機会が増えたように感じます。こうした極端な大雨が増える背景の一つとして、地球温暖化の影響が指摘されています。海水温や気温が上昇すると、大気中に含まれる水蒸気の量が増え、一度雨が降り始めると大雨につながりやすくなります。「異常気象」と呼ばれていたものが、少しずつ「異常ではないもの」になりつつあるのかもしれません。温暖化の話になると、「自分一人が何かをしても変わらない」と思ってしまうこともあります。しかし、大きな変化も、一人ひとりの小さな行動の積み重ねから始まります。一つひとつは、とても小さなことかもしれません。それでも、「自分にできることは何だろう」と考え、行動し続けることに意味があるのではないでしょうか。まずは今日、自分にできる小さなことから始めてみたいと思います。そして、今回の大雨で被害に遭われた方々の安全と、一日も早く穏やかな日常が戻ることを願いながら、今日も一日頑張っていきましょう。

「その場では楽になるのに、数日後にはまた首が張ってくる」
そんな経験はありませんか?
実はこれ、首そのものが悪いわけではなく、首以外の場所や日常の使い方に原因が隠れていることが多いのです。
🧩 首の痛みの“真犯人”は首以外にいることが多い
首や肩のこりは「結果」であり、原因は別の場所に潜んでいます。
- ・胸椎の硬さ
- ・肩甲骨の動きにくさ
- ・頭が前に出た姿勢(前方頭位)
- ・骨盤や体幹の安定性の低下
- ・呼吸の浅さやストレス
これらが重なると、首の筋肉が「頭を支えるために過剰に働く」状態になり、痛みや張りが出やすくなります。
❓ なぜ「揉んでも戻る」のか?3つの理由
1.表面の筋肉しか緩んでいない
首には、深い層に「頭を支える土台」のような筋肉があります。
- ・表層筋:揉むと緩みやすい
- ・深部筋:手が届きにくく、刺激が伝わりにくい
つまり、届いている層が違うために、時間が経つと張りが戻ってしまうことがあります。
2.強い刺激が「防御反応」を招く
首は神経や血管などが集まるデリケートな部位です。
強い刺激を加えると、筋肉が防御的に緊張し、翌日以降に痛みやだるさを感じることがあります。
そのため、首を強く揉むのではなく、気持ちいいと感じる程度の刺激を意識しましょう。
3.日常の使い方が変わっていない
マッサージによって一時的に筋肉が緩んでも、姿勢や動きのクセが変わらなければ、同じ場所に負担がかかってしまいます。
- ・デスクワークで頭が前に出る
- ・スマートフォンを見るときに下を向く
- ・肩甲骨が外に開いたままになる
- ・巻き肩になっている
日常の習慣が変わらなければ、首の張りを繰り返してしまうことがあります。
📌 首の痛みが戻りやすい人の特徴
- ・デスクワークやスマートフォンを見る時間が長い
- ・背中が丸まり、肩甲骨が動きにくい
- ・呼吸が浅い
- ・運動不足で体幹が弱い
- ・ストレスや睡眠不足が続いている
🏠 自分でできる「戻らないためのセルフケア」
1.胸椎(背中)を動かす
胸椎が硬くなると、首や肩に負担が集中しやすくなります。
タオルロール
- タオルを丸めて背中の中央に当て、仰向けになる
- 無理のない範囲で30秒〜1分程度行う
猫のポーズ
- 四つ這いになる
- 背中をゆっくり丸める
- その後、無理のない範囲で背中を反らす
- 10回×2セットを目安に行う
2.肩甲骨を「寄せる・下げる」
肩甲骨が外に開いた状態が続くと、首や肩周囲の筋肉が頑張りすぎることがあります。
肩甲骨寄せ
- 背筋を伸ばして座る
- 肩をすくめないように、肩甲骨をゆっくり寄せる
- 5秒キープ×10回
壁スライド
- 壁に背を向けて立つ
- 肩甲骨を意識しながら腕をゆっくり上下させる
- 10回×2セットを目安に行う
3.頭の位置を整える「あご引き」
頭が前に出ると、首を支える筋肉への負担が大きくなります。
チンタック(あご引き)
- 正面を向いたまま、あごを軽く引く
- 首の後ろを長くするイメージで行う
- 5秒キープ×10回
デスクワークでは、モニターの上部が目の高さに近くなるよう調整することもおすすめです。
4.呼吸を深くする
胸郭が硬くなったり、緊張が続いたりすると、首や肩の筋肉を使って呼吸を補うことがあります。
胸とお腹に手を置き、鼻からゆっくり息を吸い、口から長く吐くことを意識してみましょう。
まずは5分程度を目安に、無理なく行ってみてください。
🏥 こんな場合は医療機関へ
首の張りや痛みがあるからといって、すべてを「肩こり」と自己判断するのはおすすめできません。
以下のような症状がある場合は、自己判断で揉み続けず、医療機関への受診を検討してください。
- ・腕や手にしびれがある
- ・腕や手に力が入りにくい
- ・歩くとふらつく
- ・夜間の痛みで眠れない
- ・転倒や交通事故などの後から痛みがある
- ・発熱や体重減少を伴っている
🌿 おわりに:首だけ揉んでも戻るのは「当然」
首の痛みや張りが繰り返すのは、首以外の原因や日常の使い方が変わっていないからかもしれません。
胸椎・肩甲骨・姿勢・呼吸・日常生活の習慣などを一緒に見直すことで、首にかかる負担を減らせる可能性があります。
「揉んでも戻る」から「整えて保つ」へ。
首の張りや痛みを繰り返している方は、首だけを見るのではなく、身体全体の動きや普段の姿勢にも目を向けてみましょう。
症状が続く場合や、しびれ・筋力低下などを伴う場合は、無理にセルフケアを続けず、医療機関にご相談ください。



