おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は459日目の投稿です。
今日は少し面白い話をご紹介します。カラスは、危険だと判断した人間の顔を数年にわたって記憶し、さらにその情報を仲間にも伝えるという研究結果があります。実験でも実際に示されており、一度「敵」と認識されたら、しばらくその人を見かけるたびに警戒・威嚇するそうです。すごいですよね。あの黒い鳥、侮れません。ただこれ、笑い話では済まないなとも思いました。第一印象というのは、思っている以上に長く、強く残るものだということです。カラスだけではなく、人間も同じではないでしょうか。初めて会った時の印象、最初の電話対応、初めて送ったメールの文面、そういった最初の接点が、その後の関係の土台になることは少なくありません。逆に言えば、最初に誠実で丁寧な印象を持っていただければ、それが長く信頼として続くということでもあります。新しい仲間と接する機会があれば、最初の一言、最初の対応を大切にしてみましょう。

これまで、テニス肘の原因やセルフチェック、ストレッチ・セルフエクササイズについてご紹介してきました。
今回は、「なかなか良くならない」「繰り返してしまう」と感じている方に向けて、リハビリの考え方と具体的な進め方について解説します。
🦾 なぜリハビリが必要なのか
テニス肘は単なる炎症だけでなく、筋肉や腱の使い方の偏りや回復力の低下が関係していることが多い症状です。
そのため、痛みが軽くなっただけでは根本的な改善とは言えず、再発してしまうケースも少なくありません。
リハビリでは、次のような点を改善していきます。
- ・筋肉の回復(負担が集中している部位のケア)
- ・前腕〜肘周囲の柔軟性の改善
- ・筋力バランスの修正
- ・日常生活動作の見直し
つまり、「痛みを取る」だけでなく、「再発しにくい身体をつくる」ことがリハビリの目的です。
📈 リハビリの基本的な流れ(段階的アプローチ)
テニス肘のリハビリは、症状に合わせて段階的に進めることが大切です。
① 炎症期(痛みが強い時期)
- ・痛みが出る動作を控える
- ・必要に応じてサポーターを使用する
- ・軽いストレッチを中心に行う
この時期は「無理に動かさないこと」が最優先です。
② 回復期(痛みが落ち着いてきた時期)
- ・前腕のストレッチを継続する
- ・軽い負荷で筋力トレーニングを始める
- ・ゆっくり下ろす運動(遠心性収縮)を取り入れる
筋肉や腱の機能を少しずつ回復させる大切な時期です。
③ 再発予防期(日常生活へ戻る時期)
- ・負荷を徐々に増やしていく
- ・日常生活や仕事に近い動作を取り入れる
- ・フォームや身体の使い方を修正する
「実際の生活で負担がかからない身体の使い方」を身につけることが目標です。
🏥 医療機関で行う理学療法
医療機関でのリハビリでは、一人ひとりの状態に合わせて次のような治療を組み合わせます。
- ・徒手療法(筋肉・腱の柔軟性改善、血流改善)
- ・関節モビライゼーション(肘・前腕・肩の動きの改善)
- ・運動療法(段階的な筋力強化)
- ・動作指導(負担の少ない身体の使い方)
特に重要なのは、「どこに負担が集中しているのか」を評価することです。
肩や肩甲骨、体幹の機能が低下していると、肘への負担が大きくなります。 そのため、肘だけではなく全身のバランスを整えることが、改善への近道になります。
⚠ 回復が遅れやすいケースの共通点
次のような場合は、症状が長引きやすくなります。
- ・痛みを我慢して使い続けてしまう
- ・ストレッチだけで筋力トレーニングを行っていない
- ・自己流で強い負荷をかけてしまう
- ・生活動作や仕事中のクセが改善されていない
「痛い場所だけを治す」のではなく、「なぜ負担がかかるのか」を見直すことが大切です。
🌿 まとめ
テニス肘は、適切なリハビリを段階的に行うことで改善が期待できる症状です。
安静だけや自己流の運動では、かえって回復が遅れてしまうこともあります。
痛みが続く場合や繰り返す場合は、早めに医療機関へ相談し、ご自身に合ったリハビリを受けることをおすすめします。



