変形性股関節症とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は434日目の投稿です。

6月といえば第3日曜日に父の日があります。父の日は母の日と比較すると、若干地味めな存在ですが、先にある母の日を盛大にお祝いしたならば、父の日も同様にお祝いしてあげないと、父親の威厳を保たせるためにも、必要なことだと思います。母の日に贈るものはカーネーションが定番ですが、父の日に定番の贈り物がないことが、父の日を地味めな存在にしてしまっているのかもしれません。でも、定番のものがないからこそ、それぞれの思い入れが伝わるものであり、真心のこもった素敵な贈り物を渡せる絶好のチャンスととらえることも出来ると思います。お酒好きなお父さんにはお酒を、甘いものが好きなお父さんにはスイーツを、せっかくですから、ふだんでは買えないとっておきなものを贈ってみてはいかがでしょうか?

股関節の痛みで受診された方の中には、「変形性股関節症」と言われて不安になる方が少なくありません。 「何が起きているのか」「なぜ自分がこの病気になったのか」「軟骨はどうして減ってしまうのか」を知ることは、今後の生活を考えるうえでもとても大切です。

この記事では、変形性股関節症のしくみや症状、日常生活で気をつけたいポイントをわかりやすくまとめました。

変形性股関節症とはどんな病気?

変形性股関節症とは、股関節の軟骨が少しずつ傷んでいき、関節のすき間が狭くなり、骨の形まで変化していく病気です。

股関節は、太ももの骨の先端にある大腿骨頭と、骨盤側の寛骨臼がかみ合ってできています。 健康な状態では、これらの表面は軟骨で覆われ、関節の動きをなめらかにし、体重や衝撃をやわらげる役割を果たしています。

病気が進むと、

  • ・立ち上がりや歩き始めの痛み
  • ・長く歩くとつらい
  • ・靴下を履く、爪を切るなどの動作がしづらい

といった日常生活の困りごとが増えていきます。

なぜ変形性股関節症は起きるのか?

変形性股関節症には大きく分けて、

  • ・原因がはっきりしないもの(一次性)
  • ・別の理由があって起こるもの(二次性)

があります。

日本では、子どものころの股関節の発育の問題や、股関節が十分に覆われていない状態(臼蓋形成不全)の後遺症が原因になることが多いとされています。

つまり、もともとの骨の形や関節の受け皿の深さに負担があると、長い年月のあいだに軟骨へ負荷が集中しやすくなります。 その結果、軟骨が少しずつ傷み、痛みや動かしにくさにつながっていきます。

また、年齢とともに関節の組織は変化するため、特別なけががなくても発症することがあります。 日常生活で股関節に負担が積み重なることも進行の一因です。

軟骨はなぜすり減るのか?

軟骨は「使っているだけで自然に消える」わけではありません。 本来は、動くことで栄養が行きわたり、衝撃を分散しながら長く働くしくみになっています。

しかし、

  • ・股関節にかかる負担が大きすぎる
  • ・関節の形が合っていない
  • ・一部に圧力が集中する

といった状態が続くと、軟骨が細かく傷つき、修復が追いつかなくなります。 その結果、少しずつすり減っていきます。

軟骨が減ると関節のすき間が狭くなり、骨同士が近づくため痛みが出やすくなり、動かすたびに負担が増えるという悪循環に入りやすくなります。

どんな症状が出やすい?

初期の症状としては、

  • ・歩き始めや立ち上がりのときだけ痛む

といった軽い痛みから始まることが多いです。

進行すると、

  • ・歩いている途中でも痛む
  • ・夜寝ているときに痛む
  • ・脚を開きにくい
  • ・あぐらがしづらい
  • ・しゃがみにくい

など、動きの制限が出てきます。

痛みは股関節だけでなく、太もも・膝・腰まわりに感じることもあります。

患者さんに伝えたい大切なこと

変形性股関節症は、「一度なったら何もできない病気」ではありません。

負担のかけ方を見直し、筋力や動き方を整えることで、痛みを軽くしながら生活を続けていくことは十分に可能です。

大切なのは、痛みを我慢して動き続けることではなく、股関節にやさしい使い方を身につけることです。

たとえば、

  • ・体重管理
  • ・杖の使用
  • ・長時間の歩行を避ける工夫
  • ・水中歩行などの負担の少ない運動

が推奨されています。

一方で、痛みがあるからといって全く動かないでいると、筋力が落ちてしまい、かえって関節への負担が増えることがあります。 そのため、無理のない範囲で少しずつ体を動かすことが大切です。

受診を考える目安

次のような症状がある場合は、整形外科での相談をおすすめします。

  • ・立ち上がりや歩き始めに脚の付け根が痛む
  • ・靴下が履きにくい、爪が切りにくい
  • ・長く歩くと股関節がつらい
  • ・階段や段差が苦手になってきた
  • ・痛みが徐々に強くなっている

レントゲン検査で関節のすき間や骨の変化を確認し、必要に応じて詳しい検査を行います。 早めに状態を知ることで、生活の工夫やリハビリの方向性を立てやすくなります。

まとめ

  • ・変形性股関節症は、股関節の軟骨が少しずつ傷み、関節の形や動きに変化が起きる病気
  • ・原因には、生まれつきの骨の形や発育の問題、長年の負担の積み重ねがある
  • ・軟骨は急にすり減るのではなく、負担の偏りによって少しずつ傷む
  • ・早い段階で気づき、股関節にやさしい生活を続けることが重要

あなたの股関節の状態を知り、できることから少しずつ取り組むことで、痛みと上手に付き合いながら生活していくことができます。