手首の痛みがなかなか治らない原因とは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は402日目の投稿です。
今年も早いもので5月になりました。旧暦では「さつき」といいます。早苗を植える時期の「早苗月」を略したのが「さつき」の語源だそうです。最近では、田植えの風景はあまり見なくなりましたが、昔は爽やかな風の中で、たくさんの人が作業に励んでいたことでしょう。空気が爽やかな季節でもあり、仕事もどんどんはかどりそうです。昔の田植えでは、村の人たちは、みんなのことを思いながら仕事をしていました。自分の田んぼの作業の前に、みんなで畔の草をとり、水路を調整してから田植えをしていたようです。田植え自体も、自分のところばかりでなく、他の人の田んぼの作業も協力しながら、村全体の繁栄を考えていたようです。柔らかな5月の風を感じながら、昔の人の田植えのような「人のためになる」仕事をいたしましょう。

「湿布を貼っているのに良くならない」
「安静にしているのに痛みが続く」
「一度良くなったと思ったらまた痛くなる」
こんな手首の痛みに悩んでいませんか?
実は、手首の痛みが長引く人には いくつか共通した原因 があります。
この記事では、理学療法士の視点から「なぜ治りにくいのか」「どうすれば改善に近づくのか」を分かりやすく解説します。
■ 手首の痛みが治りにくい5つの理由
① 痛い場所だけを見ている
手首が痛いと、どうしても「手首そのもの」に意識が向きます。
しかし、実際には 原因が手首以外にあるケースが非常に多い です。
例えば、
・肘の硬さ
・肩の動きの悪さ
・肩甲骨の不安定さ
これらが崩れると、腕全体の動きが乱れ、結果として手首に負担が集中します。
特にパソコン作業やスマホ操作が多い人は、このパターンがとても多いです。
つまり、
「手首が痛い=手首が原因」とは限らない のです。
② 使いすぎ(オーバーユース)
手首は日常生活で最も酷使される関節のひとつです。
・スマホ操作
・パソコン作業
・家事(絞る・持つ動作)
・スポーツ(テニス・ゴルフなど)
こうした動作が積み重なると、腱や筋肉に小さな負担が蓄積します。
そして最も問題なのは、
「少し痛いけど使い続ける」こと。
これが炎症を慢性化させ、治りにくい状態を作ります。
③ 安静にしすぎている
「痛い=動かさないほうがいい」と思いがちですが、
安静にしすぎることも回復を遅らせる原因 になります。
動かさない期間が長いと、
・関節が硬くなる
・筋力が低下する
・血流が悪くなる
結果として、治りにくい状態に。
大切なのは、
痛みの程度に合わせて“適度に動かす”こと です。
④ 手首の使い方にクセがある
日常生活の中で、無意識に手首へ負担をかけていることがあります。
・手首を反らせた状態で物を持つ
・指だけで操作するクセ
・力の入れ方が偏っている
こうした“使い方のクセ”があると、同じ場所に負担が集中し、痛みが長引きます。
姿勢と同じで、習慣が大きく影響します。
⑤ 回復の段階に合っていないケア
手首の痛みには段階があります。
・炎症が強い時期
・回復し始める時期
・再発を防ぐ時期
この段階に合わないケアをすると、逆に悪化することも。
例えば、
・炎症が強いのに無理に動かす
・回復しているのにずっと安静にしている
こうしたミスマッチが「治らない原因」になります。
■ では、どうすれば改善に近づくのか?
✔ 痛みの原因を正しく見極める
手首だけでなく、肘・肩・肩甲骨など 全体のバランスを見ることが重要 です。
✔ 使いすぎを見直す
生活動作の調整や、負担のかかる習慣の改善が必要です。
✔ 段階に合わせたリハビリを行う
炎症期 → 休息
回復期 → 軽い運動
予防期 → 使い方の改善・筋力強化
この流れがとても大切です。
■ まとめ:手首の痛みは「視点を変える」と改善に近づく
手首は繊細な関節ですが、
適切にケアすれば回復しやすい部位 でもあります。
「なかなか治らない」と感じている方ほど、
・手首以外の原因を見る
・使い方のクセを見直す
・段階に合わせてケアする
この3つが改善の大きなヒントになります。
もしセルフケアで改善しない場合は、我慢せずに専門家に相談してください。
原因をしっかり見つけることで、回復への近道になります。



