そのかかとの痛み、放っておいて大丈夫?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は397日目の投稿です。
22日も広い範囲で黄砂の飛来が確認されています。朝、自分の車が黄色くなっていてびっくりした方も多いのではないでしょうか。黄砂は、中国大陸の砂漠から飛んでくる細かい砂の粒子です。視界が悪くなるだけでなく、洗濯物や車を汚し、健康にも影響を及ぼします。特にアレルギーや呼吸器系の疾患がある方は、症状が悪化することがあります。黄砂は春の風物詩でもありますが、生活や健康への影響は無視できません。予報をチェックし、飛来が予想される日は対策を取りましょう。それでは、今日も1日頑張りましょう。

朝起きて最初の一歩で「ズキッ」とかかとが痛む。
長く歩いたあとにジンジンする。
そんな経験はありませんか?
かかとの痛みは一時的なこともありますが、放っておくと長引いたり、慢性化してしまうことも少なくありません。
今回は、理学療法士の視点から かかとの痛みの主な原因 と 自分でできる対策 をわかりやすく解説します。
■ かかとの痛みで多い原因① 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
かかとの痛みで最も多いのが 足底腱膜炎 です。
足の裏には「足底腱膜」という膜があり、土踏まずを支える役割をしています。
この部分が繰り返し引っ張られることで炎症が起き、痛みにつながります。
足底腱膜炎の特徴
・朝の一歩目が特に痛い
・歩いていると少し楽になるが、また痛くなる
・長時間の立ち仕事やランニング後に痛む
「朝の一歩目の痛み」は足底腱膜炎の代表的なサインです。
■ 原因② アキレス腱周囲のトラブル
かかとの少し上や後ろが痛む場合は、
アキレス腱炎 やその周囲の炎症が考えられます。
特に以下のような人に多く見られます。
・運動量が急に増えた
・ふくらはぎが硬い
・ジャンプや走る動作が多い
ふくらはぎの柔軟性が低いと、アキレス腱に負担が集中しやすくなります。
■ 原因③ 踵骨(しょうこつ)への負担
体重の増加、クッション性の低い靴、長時間の立位などにより、
かかとの骨そのものに負担がかかることもあります。
また、年齢とともにかかとのクッションが薄くなる
ヒールパッドの減少 も痛みの原因になります。
■ 放っておくとどうなる?
「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、次のような悪循環に陥ることがあります。
・痛みをかばって歩き方が崩れる
・膝・股関節・腰に負担が広がる
・慢性化して治りにくくなる
早めの対処がとても大切です。
■ 今日からできるセルフケア
かかとの痛みは、日常のちょっとした工夫で改善するケースも多いです。
① 足裏とふくらはぎのストレッチ
ふくらはぎが硬いと足底への負担が増えます。
壁に手をついて行うストレッチを1日数回行いましょう。
② 足裏のケア
テニスボールやゴルフボールを使って、足の裏をコロコロとほぐすのも効果的です。
③ 靴の見直し
・クッション性がある
・かかとがしっかり安定する
・すり減っていない
この3つを満たす靴を選びましょう。
インソールの活用もおすすめです。
④ 運動量の調整
急に歩く距離や運動量を増やすと負担が集中します。
痛みがあるときは無理をせず、少し控えめにしましょう。
■ こんなときは受診を
以下のような場合は、早めに医療機関への相談をおすすめします。
・痛みが2週間以上続いている
・安静にしても改善しない
・歩くのがつらいほど痛い
・腫れや熱感がある
適切な評価とリハビリで、回復までの期間を短縮できる可能性があります。
■ まとめ
かかとの痛みは、体からの「負担がかかっています」というサインです。
無理を続けるのではなく、原因を知って適切にケアすることが大切。
「少し気になるな」という段階で対処することが、早期回復への近道になります。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。



