足のアーチ(土踏まず)が崩れるとどうなる?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、273日目の投稿です。
私たちの足には、見た目以上に重要な役割があります。特に「足のアーチ(土踏まず)」は、歩行や姿勢、さらには全身の健康にも深く関係しています。今回は、足のアーチの役割と、崩れることで起こる不調について詳しくご紹介します。
✅ 足のアーチとは?
足のアーチは、以下の3つの構造から成り立っています:
- 内側縦アーチ
- 外側縦アーチ
- 横アーチ
これらのアーチは、床からの衝撃を吸収し、身体を安定させる「クッション」や「バネ」のような働きをしています。歩行時には「トラス構造」や「ウィンドラス機構」によって、足全体がスムーズで安定した動きを可能にしているのです。
⚠️ アーチが崩れるとどうなる?
- 衝撃吸収力の低下 → 足が疲れやすくなる
- 足の変形 → 扁平足、開張足、外反母趾、ハンマートゥなど
- 足裏のトラブル → タコ、魚の目、足底腱膜炎など
- 歩行機能の低下 → 歩幅が小さくなり、つまずきやすくなる
- 全身への影響 → 膝や腰への負担、姿勢の歪み、むくみ、慢性的な疲労感
足のアーチは、単なる「形」ではなく、身体全体のバランスを支える土台なのです。
🧾 アーチが崩れる原因とは?
- 加齢による筋力低下
- 肥満や体重の増加による負担
- 合わない靴(特にハイヒール)
- 足裏全体で着地する癖(アーチを使わない歩き方)
日常生活の中で、知らず知らずのうちにアーチを崩す習慣が身についているかもしれません。
📝 足の健康を守るためにできること
- 自分に合った靴を選ぶ(アーチサポート付きインソールなども有効)
- 足の筋力を保つ運動(タオルギャザーや足指のグーパー運動など)
- 体重管理を意識する
- 正しい歩き方を身につける
🌟 まとめ
足のアーチは、私たちの身体を支える「縁の下の力持ち」。その機能が崩れると、足だけでなく全身にさまざまな不調が現れる可能性があります。日々の生活の中で、足の健康を意識することが、快適な毎日への第一歩です。


