朝起きたときの腰のこわばりの原因と対策とは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、268日目の投稿です。
朝、目が覚めた瞬間に「腰が重い…」「曲げ伸ばしがつらい…」と感じたことはありませんか?日中に動いているうちに和らぐこともありますが、朝から不快感が続くと気分も沈みがちですよね。
今回は、そんな「朝の腰のこわばり」の原因と、今日からできる対策についてご紹介します。
🧠 こわばりの主な原因とは?
- 睡眠中の姿勢による関節・筋の硬直
寝ている間はほとんど動かないため、関節や筋膜の「滑り」が低下し、起床時に動きづらさを感じやすくなります。 - 椎間板への負担増加
起床直後は椎間板の内圧が高く、前かがみなどの動作で「固い」「痛い」と感じることがあります。 - 筋力・柔軟性の低下
体幹や股関節周囲の筋肉が硬くなると、寝ている間に腰部が丸まりやすく、負担がかかりやすくなります。 - 炎症や関節性の問題
仙腸関節炎や強直性脊椎炎など、関節の疾患が原因で朝方に強いこわばりが現れることもあります。
✅ こわばりを軽減するための5つの対策
- 起床前の軽いストレッチ
布団の中で膝を立てて左右に倒す、軽く背伸びをするなど、腰や骨盤まわりを穏やかに動かすことで、関節液の循環が促進され、スムーズに起き上がれます。 - 寝具の見直し
柔らかすぎるマットレスは腰が沈みすぎ、硬すぎると筋肉が緊張します。自然な背骨のカーブを保てる、適度な硬さの寝具を選びましょう。 - 日中の軽い運動で筋肉を温める
ウォーキングやストレッチを習慣にすることで血流が改善され、筋肉や関節の柔軟性が維持されます。特に股関節や胸椎の動きを整えると、腰への負担が軽減されます。 - 冷え対策
冬場や冷房の効いた環境では腰の血流が滞りがち。腹巻きや温熱シートなどで腰を温めるのも効果的です。 - 慢性的な場合は専門家へ
こわばりが数週間以上続く、しびれや痛みを伴う場合は、整形外科や理学療法士による評価を受けることで、根本的な原因を見つけることができます。
🌟 まとめ:今日からできる小さな工夫で「重い腰」にさよなら!
朝の腰のこわばりは、睡眠中の動きの少なさや筋肉・関節のアンバランスが主な原因です。起き上がり方や寝具の選び方、日中の体の使い方を少し見直すだけでも、改善の効果は期待できます。
「なんとなく重い腰」を少しずつ変えていくために、今日からできる小さな工夫を取り入れてみませんか?


