事故後に肩こり・頭痛が続くのはなぜ?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、257日目の投稿です。
   
交通事故や転倒、スポーツ中の衝撃を受けた後、「時間が経てば治るだろう」と思っていたのに、肩こりや頭痛が何週間も続く…そんな経験はありませんか? 実は、軽い衝撃でも身体には深い影響を与えることがあり、放置すると慢性化することもあります。 今回は、理学療法士の視点から、事故後に起こる肩こり・頭痛の原因とその対処法について解説します。  

💥 衝撃が引き起こす筋肉・関節の変化

事故時の強い衝撃は、首や肩まわりの筋肉に過緊張を引き起こします。特に頸椎周囲や肩甲帯の筋肉は、防御反応として固まりやすく、これが長期的な肩こりの原因になります。 さらに、関節や靭帯に軽度の損傷があると、無意識に動きを制限する癖がつき、筋肉の使い方が偏ってしまいます。その結果、痛みが繰り返されるようになります。  

🔌 神経と血流への影響

首の筋肉が緊張し続けると、周囲の血流や神経の働きが低下します。後頭部や首筋の張りは、脳へつながる血管や神経を圧迫し、緊張型頭痛やこめかみの重さを引き起こすことがあります。 事故後は炎症が治まっても神経系が敏感になっており、少しの負担でも痛みが増しやすい状態です。  

😟 心身のストレスも影響する

事故体験は、身体だけでなく精神面にも大きな負担を与えます。緊張や不安が続くと、自律神経が乱れ、首肩の筋肉が常に緊張した状態になります。これが肩こりや頭痛の慢性化を促す要因となります。  

🛠 回復を促すための対処法

  • 🧘‍♂️ 軽いストレッチや可動域運動で筋肉の緊張を和らげる
  • 🪑 姿勢の改善:長時間のうつむき姿勢を避ける
  • 🌬 深呼吸やリラックス法で自律神経を整える
  • 🏥 理学療法士による徒手療法・運動療法を早期に受ける
  • 🧾 症状が強く変化する場合は再評価や画像診断を検討する

✨ まとめ

事故後の肩こりや頭痛は、軽い症状でも放置すると慢性化しやすい特徴があります。早めに原因を見極め、適切な運動や生活習慣の改善を行うことで、長引く痛みを防ぐことができます。 「なんとなく不調が続く」と感じたら、ぜひ一度専門家に相談してみてください。身体と心の両面からケアすることが、回復への近道です。