スマホ首(ストレートネック)の原因と対策とは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、252日目の投稿です。
現代人の多くが悩まされている「スマホ首(ストレートネック)」。スマートフォンやパソコンの長時間使用によって、首の自然な湾曲が失われ、肩こりや頭痛などの不調を引き起こす状態です。
この記事では、スマホ首の原因から症状、そして日常でできる予防・改善方法までをわかりやすく解説します。
🧠 スマホ首(ストレートネック)とは?
ストレートネックとは、本来ゆるやかに前弯している頸椎(首の骨)がまっすぐになってしまった状態です。首の湾曲は、頭の重さを効率よく支えるために重要ですが、これが失われると首や肩に大きな負担がかかります。📌 原因
- 長時間の前傾姿勢 スマホやPCを覗き込む姿勢が続くことで、首が前に突き出た状態になり、頸椎の湾曲が失われます。
- 画面の位置が低い 目線より下にある画面を見続けると、首に過剰な前屈ストレスがかかります。
- 筋肉のアンバランス 前側の筋肉(胸鎖乳突筋・小胸筋など)が縮み、後側の筋肉(僧帽筋・頸部伸筋群)が伸びて弱くなることで、悪い姿勢が固定されます。
- 日常習慣の影響 読書、料理、車の運転など、前屈姿勢をとる時間が多い生活もスマホ首の原因になります。
⚠️ 主な症状
- 首や肩のこり・痛み
- 頭痛(後頭部〜こめかみ)
- 手や腕のしびれ
- めまい・耳鳴り
- 背中のハリ・腰痛の併発
✅ 予防・改善方法
- 画面の高さを調整する スマホは目線の高さに近づけ、PCモニターは下端が目線の高さになるように設定しましょう。
- こまめな休憩とストレッチ 30〜60分おきに首回し、肩回し、胸を開くストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。
- 姿勢の見直し 座るときは背もたれにもたれず、骨盤を立てて座ることで自然な首の湾曲を保てます。
- 筋力強化 僧帽筋上部や深層頸伸筋群など、首の後ろ側の筋肉を鍛えるエクササイズが効果的です。 例:うつ伏せで頭を軽く持ち上げるトレーニング
- 日常動作の見直し 前傾姿勢の保持時間を減らし、意識的に姿勢を切り替える習慣をつけましょう。


