産業リハビリテーションとは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、199日目の投稿です。
最近、やっとセミが鳴き始めました!夏と言えばやっぱりセミですよね。うるさいと思う方もいると思いますが、これは季節の風物詩であり、夏が本格的にやってきた合図です。セミはたった一週間程しか成虫として生きられず、その短い時間を全力で鳴いて生きています。私たちも、今という一瞬を全力で生きていきたいですね!今日も一日頑張りましょう!

現代社会において、働く人々の健康を守り、安心して働き続けられる環境づくりは、企業や社会の持続可能な発展に不可欠です。その中で注目されているのが 産業リハビリテーション(産業理学療法) というアプローチです。
産業リハビリの目的
・腰痛や肩こりなどの筋骨格系疾患の予防・改善
・生活習慣病の予防を通じて健康的なライフスタイルを促進
・従業員が安全・快適に働ける職場づくりを支援
・企業の生産性向上、医療費抑制、従業員満足度の向上に貢献
理学療法士の役割と活動内容
理学療法士は、身体と動作の専門家として、産業現場で以下のような活動を展開しています。
・作業姿勢や環境の評価・改善提案
・体組成・体力測定による健康状態の把握
・腰痛・転倒予防、生活習慣病対策プログラムの導入
・怪我・疾病からの職場復帰支援と就労継続のサポート
・職場巡視による作業効率・安全性向上への改善提案
・産業医・保健師との連携による包括的な健康支援
なぜ今「産業リハビリ」が必要とされているのか?
・高齢化の進行により、働く人の健康課題が複雑化
・障害を持つ方々の雇用促進に向けた職場整備の必要性
・労働災害や職業病リスクへの対応強化の重要性
・健康経営や働き方改革の広がりに伴う企業の健康投資
これらの背景から、企業・医療職・行政が連携して、働く人の健康と生産性を両立させる仕組みづくりが求められています。
おわりに
産業リハビリテーションは、理学療法の知識と産業医学を融合した“新しいリハビリのカタチ”です。 理学療法士として、現場に寄り添いながら、働く人の健康と笑顔、そして企業の健全な成長を支える。そんな役割に誇りを持って活動しています。


