骨盤の位置が姿勢に及ぼす影響とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、192日目の投稿です。

7月といえば土用の丑の日で、ウナギを食べる時期ですね。土用の丑の日になると私の実家でもウナギを食べるのが恒例になっていました。そもそも、なぜ、夏になるとウナギを食べるか皆さんは知っていますか?1700年代の江戸時代にウナギ屋さんが夏に売り上げが落ちてしまうため、ウナギ屋さんの店先に「本日丑の日:食すれば夏負けすることなし」と書いたことから始まった風習といわれています。これは、全くの嘘ではなく、ウナギは栄養価が高く、ビタミンAB群が含まれるので夏バテ防止に効果的のようです。今年はぜひウナギを食べて、夏を乗り切れる体力を養ってみましょう。それでは、今日も一日頑張りましょう。

 

 

日々の臨床のなかで、患者さんの「姿勢」を見る際、皆さんはどこに注目していますか?実は姿勢を評価・改善する上で、骨盤の位置がとても重要な鍵を握っています。

今回は、骨盤の役割や姿勢への影響、そして骨盤の位置を整えるための具体的なポイントについて、わかりやすく解説します。

 

骨盤の役割とは?

骨盤は体幹の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ「架け橋」のような存在です。その働きは多岐にわたります:

・脊柱と下肢をつなぐ連結部

・内臓の支持・保持

・動作時の力の伝達

・姿勢保持の基準点

つまり、骨盤が安定していることで、全身のバランスと機能が保たれているのです。

 

骨盤の位置と姿勢の関係

骨盤の位置は主に3タイプに分類され、姿勢にも大きく影響します。

 

前傾姿勢の注意点

骨盤が過剰に前傾すると、腰椎のカーブが強くなり、反り腰に。これにより、腰痛や下肢の筋緊張などが発生しやすくなります。

 

後傾姿勢の注意点

逆に骨盤が後傾すると、背中が丸くなり猫背になりやすく、肩こりや腰痛の原因になることも。

 

骨盤位置を整えるための3つのポイント

1.ニュートラルポジションを意識する

椅子に座り、両足を床にしっかりつけて坐骨を感じることで、骨盤の中間位を体感しましょう。

2.体幹筋を鍛える

腹筋・背筋・大腰筋など、骨盤の安定を支える筋肉をバランス良く鍛えます。

  • 日常動作で骨盤の動きを意識する

立ち上がる・歩く・物を持つなどの際、骨盤が前後に傾きすぎないように注意しましょう。

 

まとめ

骨盤の位置は、姿勢だけでなく、全身の不調や痛みにも直結します。前傾・後傾の癖を見極め、ニュートラルな位置を意識することで、腰痛予防や体幹の安定につながります。

日々の生活の中で「自分の骨盤って今どんな状態?」と少し意識するだけでも、身体の変化に気づく第一歩になるかもしれません。