頚椎神経根症の原因とリハビリとは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、185日目の投稿です。

今日は78日の数字にちなんで、七転八起の日と制定されています。七転八起とは何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。仕事や学校で嫌になること。逃げ出したくなること。モチベーションが下がること。いろいろあると思います。そこでいかに立ち振る舞うかが成長の分かれ道です。私も不屈の精神をもち、何度転んでも這い上がれるような人間になりたいと思います。それでは、今日も一日頑張りましょう。

 

 

今回は、首・肩・腕の痛みやしびれに悩まされる方に向けて、「頚椎神経根症」についてわかりやすく解説します。理学療法士としての視点から、原因やリハビリ方法、セルフケアまでご紹介します。

 

頚椎神経根症とは?

頚椎神経根症は、首の骨(頚椎)から出ている神経が圧迫されたり刺激されたりすることで、首や肩、腕に痛みやしびれ、筋力低下などの症状が出る病気です。

 

主な原因

・椎間板ヘルニア:椎間板が飛び出し、神経根を圧迫

・骨棘(こつきょく)形成:加齢などにより骨がとげ状に変化し、神経を刺激

・頚椎の変形性疾患:頚椎症などの慢性的な変性

・外傷:事故や転倒などによる頚椎の損傷

 

こんな症状が出たら注意!

・首・肩・腕の痛みやしびれ

・感覚異常や筋力低下

・重症化すると手先の細かい動きの障害や歩行困難になることも

 

リハビリの目的と内容

理学療法によるリハビリは、症状の緩和と生活の質の向上を目指します。

主な目的

・痛みやしびれの軽減

・筋力・柔軟性の改善

・日常生活動作(ADL)の向上

・再発予防

 

リハビリ内容

  • 保存療法

・安静・姿勢指導:首への負担を減らし、正しい姿勢を習得

・物理療法:温熱や電気刺激によって痛みを緩和

  • 運動療法

・ストレッチ:首や肩の柔軟性を高め、神経圧迫の軽減を図る

・筋力強化:肩甲帯や首の筋肉を鍛え、安定性アップ

・神経モビライゼーション:神経の滑走性を改善して症状を緩和

  • 日常生活指導

・動作の工夫:姿勢や持ち上げ動作の注意点を指導

・セルフケア:自宅で行えるストレッチや体操の紹介

 

セルフケアのポイント

・毎日の軽い首回りストレッチを習慣に

PC作業中は頭の位置・肩の角度を意識

・冷房の風で首元が冷えすぎないように工夫

 

まとめ

頚椎神経根症は、加齢や姿勢の悪さ、外傷などさまざまな原因で発症しますが、適切なリハビリとセルフケアによって症状の改善を目指すことが可能です。理学療法士の支援のもと、自分に合ったプログラムを続けることが大切です。