痛みと精神面の関係性とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、184日目の投稿です。

皆さん、突然ですが七夕はなんであるか知っていますか?年に一度の7月7日に「織姫」と「彦星」が天の川で出会える日です。頑張っていた二人を神様が引き合わせ、出会ってから怠けてしまった二人を離れ離れにしましたが、その後二人はまた頑張り始め、神様が不憫に思い、一年に一度会うことを許したそうです。この話を聞くと頑張ることの大切さを実感しますね。それでは、今日も一日頑張りましょう。

 

日々患者さんと向き合う中で、私が強く感じることがあります。それは、「痛み」は身体だけの問題ではなく、心(精神面)とも深く関わっているということです。

今回は、痛みと精神面の関係性について、分かりやすくご紹介します。

 
痛みは心の状態に左右される?

ケガや病気による痛みはもちろんですが、実はストレスや不安、うつ状態など、心の状態によって痛みの感じ方が大きく変わることがあります。

たとえば:
・不安が強いと、脳が痛みに敏感になります
・睡眠不足や過労、対人関係の悩みがあると、痛みが強く感じられます
・うつ状態では、通常よりも痛みが過剰に感じられることがあります

このように、心の状態が痛みの強さや長さに影響するのです。


痛みと心の「悪循環」に注意

痛みが長く続くと、思うように動けなくなったり、人との関わりが減ったりして、精神面の不調を引き起こすことがあります。そして、その不調がまた痛みを強めてしまう──まさに「悪循環」です。

精神的な状態

痛みへの影響

ストレス・不安

痛みの増強・慢性化

うつ状態

痛みの感受性上昇・活動量低下

睡眠障害

回復の遅延・痛みの増悪

 
理学療法士ができるサポート

私たち理学療法士は、「身体的アプローチ」だけでなく、「心理的なケア」にも力を入れています。
・カウンセリング的な会話
・呼吸法やリラクゼーションの指導
・ストレスマネジメントのサポート
・必要に応じて、心理士や医師との連携

患者さんが「話せる場」「受け止めてもらえる場」として、心のケアの一助になれることが、痛み改善の重要な一歩だと考えています。


まとめ

痛みと心は密接につながっています。

「痛み=身体の問題」と決めつけず、心のケアにも目を向けることで、痛みの改善がぐっと近づきます。私たち理学療法士は、心と身体の両面から寄り添うサポートを心がけています。