側彎症で腰が痛くなる原因とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、183日目の投稿です。

梅雨が明け、いよいよ本格的な夏がやってきました。この時期に気をつけたいのが「夏バテ」です。ただ暑いだけでなく、私たちの体は体温調節のために多くのエネルギーを消耗し、それが食欲不振やだるさといった不調に繋がることがあります。対策として、水分補給はもちろんですが、食事も大切だそうです。良い仕事をするには、資本である体が健康でなければなりません。万全の体調を維持することが、日中の集中力や良いパフォーマンスに直結します。これから暑い日が続きますが、皆で元気に夏を乗り切りましょう。

 



日常生活で感じる「腰痛」。その原因のひとつとして、側弯症が影響していることをご存知でしょうか?
側弯症は、背骨が左右に歪むことで身体のバランスが崩れ、筋肉や関節への負担が大きくなります。本記事では、側弯症が腰痛を引き起こすメカニズムと、その重症度との関係について解説します。

 

側弯症によって起こる身体の変化

重心のズレ
背骨が左右に湾曲することで、体全体の重心が偏ります。これにより、片側の筋肉が過剰に使われたり、関節の位置が不自然になったりします。

無意識の癖
側弯症の方は、無意識に片足へ体重をかけたり、身体を傾ける癖がつく傾向があります。これが長期的に腰部へのストレスとなり、痛みの原因になります。

日常動作の影響
長時間同じ姿勢で座る、立つ、重いものを持つなどの動作も、腰部への負担をさらに増加させます。

 

側弯症の重症度と腰痛の関係

・研究によると、側弯症の重症度が高くなるほど、腰痛の発生率や痛みの強さも増加する傾向があることが分かっています。ただし、すべての側弯症患者が腰痛を感じるわけではありません。個々の生活習慣や姿勢、筋力などによって症状の出方は異なります。

 

腰痛の予防と対応

痛みの予防には正しい姿勢と日常生活の工夫が重要です。
・腰痛が強くなったり、下肢にしびれが出てきた場合は、早めに整形外科を受診し、専門的な評価と治療を受けることが大切です。

 

まとめ

・背骨のバランスの崩れと重心のズレが腰痛を引き起こす

・筋肉や椎間板への慢性的なストレスが痛みを助長する

・日常生活の癖や動作が負担をさらに増やす

・重症度が高いほど、腰痛のリスクも上がる可能性がある