膝の水がたまる原因とは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、182日目の投稿です。
半年が経ちましたがやり遂げたいことできていますか?資格の取得だったり、ダイエットだったり、引っ越しとかいろいろありますよね。予定どうり順調な人も、そうでない人も今この時期にやっておいた方がいいことがあります。それは、やってきた自分を褒めること。何がどうであれ、新たな挑戦を始めた事実と、自分のやってきた道を自分で認めなければ残り半年、結果にコミットするあまり焦って空回りしたり、投げ出してしまったりになりがちです。「自己受容は幸福への第一歩である」という言葉があります。挑戦するのも自分、挑戦している自分を褒めるのも自分です。目標に向かうには、自分の機嫌が良いことが良い結果に繋がるでしょう。それでは、今日も一日頑張りましょう。
日々の臨床の中で、患者さんからよく質問されるのが「膝に水がたまるってどういうこと?」という疑問。今回は、この現象の仕組みや原因について、専門的な視点からわかりやすくお伝えします!
膝の水とは?
膝関節の中には、滑らかな動きを助ける「関節液(かんせつえき)」という液体が存在しています。この液が過剰に分泌されてしまい、膝の中にたまって腫れてしまった状態を、一般的には「膝に水がたまる」と表現します。
関節液の生成は、膝関節を覆う**滑膜(かつまく)**という膜が担っており、炎症が起こることで分泌量が増加してしまうのです。
滑膜炎を引き起こす主な原因とは?
滑膜が炎症を起こす要因には、以下のようなものがあります。
・変形性膝関節症
加齢や長年の負荷によって軟骨がすり減り、膝関節が変形しやすくなります。中高年層に多く見られる疾患です。
・半月板や靭帯の損傷
スポーツや転倒などの外傷によって、膝内部に炎症が起きるケース。若い世代にも多い原因です。
・関節リウマチ、痛風、感染症
免疫異常や代謝性疾患、細菌の感染などにより、関節の炎症が起こることがあります。
・膝の歪みや筋力低下による負荷
姿勢の乱れや筋力の低下によって、膝関節に過度の負担がかかり、炎症を引き起こすことがあります。
理学療法士からのひと言
膝の水を抜いて一時的に腫れが引いても、炎症の原因が残っていれば再発します。そこで大切になるのが、根本原因へのアプローチです。
たとえば、
・筋力強化や柔軟性改善
・日常動作の見直し
・体重管理
・サポート器具の活用
など、理学療法士だからこそできる 個別のケアと指導が重要になってきます。
まとめ
膝に水がたまる原因には、必ず「滑膜の炎症」が関係しています。変形性膝関節症や外傷性疾患、免疫系の疾患など、背景はさまざま。膝の違和感や腫れがある場合は、放置せずに早めの対応をしましょう。