骨盤の位置関係が姿勢に及ぼす影響とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、173日目の投稿です。

最近は暑い日が続いていますね。冷房の効きすぎで体調を崩しそうになったことはありませんか。冷房は27℃前後、外気温との差は5℃以内、24℃以下に下げない方がよいといわれています。気温差が大きくなると自律神経のバランスが崩れ、体温、血糖値などを正常に機能させるホメオスタシスが上手く働かなくなるからだそうです。こんな暑い日だからこそ体調の管理には気を付けましょう。

 

 

今日は、私たちが日々の診療のなかでよく目にする「骨盤の位置」と「姿勢」との関係について、少し深掘りしてみたいと思います。

 

骨盤は身体の土台

建物に例えると、骨盤は基礎のような存在。 この土台が傾いたり歪んだりすると、当然その上に建つ「背骨」や「頭の位置」などにもズレが生じ、全身の姿勢やバランスに影響が出ます。

では、具体的にどんな姿勢にどのような影響があるのでしょうか?

 

骨盤の傾きによる姿勢の変化

①骨盤前傾タイプ(反り腰)

骨盤が前に傾きすぎると、腰が過度に反ってしまい「反り腰」に。 この姿勢は腰や背中の筋肉に負担をかけ、腰痛や肩こりの原因となることも。特に長時間座るデスクワークをしている方は要注意です。

②骨盤後傾タイプ(猫背)

骨盤が後ろに傾くと、背骨のS字カーブが消え、「猫背」に近づいてしまいます。 猫背になると、肩や首に負担がかかり、頭痛や肩こりを引き起こしやすくなります。

③骨盤の左右の歪み

骨盤が左右に歪むと、体のバランスが崩れます。 O脚やX脚、下半身太り、ぽっこりお腹など、見た目にも影響。内臓の位置がズレて便秘や冷え、むくみなどの不調を感じやすくなることもあります。

 

骨盤の位置を整えるメリット

骨盤を正しい位置に保つことは、見た目だけでなく健康面でも多くのメリットがあります。

・自然な姿勢で立ったり座ったりできる

・腰痛・肩こりの予防

・長時間のデスクワークでも疲れにくくなる

・代謝や血流が改善しやすくなる

・見た目がスッキリして自信のある姿勢

 

まとめ

普段の姿勢を少し意識するだけでも、骨盤の位置は改善されていきます。 もし「姿勢が崩れがちだな」「最近、肩や腰がつらいな」と感じていたら、ご自身の骨盤の傾きや歪みをチェックしてみることをおすすめします。

私たち理学療法士は、皆さま一人ひとりの身体の状態に合わせたケアを行っています。お気軽にご相談くださいね。