生活習慣病による身体への影響とは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、171日目の投稿です。

先日、ドジャースの大谷翔平選手が電撃登板しました。TV史上最高視聴率をマークしたそうです。突然の出番のように見えますが、実際は日頃からの地道な準備があったからこそ実現できたことです。投球練習、体調管理、メンタルの準備。いつでも投げられる状態を維持していたからこそ、このチャンスを掴むことができました。私たちにも言えることで日頃からの準備がある人とない人では、結果が大きく変わります。毎日の小さな積み重ね、知識のアップデート、スキルの向上。地道な準備を続けることで、いざという時に力を発揮できるのです。今日も「いつでもチャンスを掴める」準備を心がけて、一日を大切に過ごしていきましょう。

 

 

今回は、私たちの健康に深く関わる「生活習慣病」について、理学療法士の視点からわかりやすくお話ししたいと思います。

 

そもそも「生活習慣病」とは?

生活習慣病とは、食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒など、日々の生活習慣が深く関係する病気のことです。具体的には以下のような疾患が含まれます。

・糖尿病

・高血圧症

・脂質異常症

・肥満

・心疾患(心筋梗塞・狭心症)

・脳血管疾患(脳梗塞・脳出血)

・肝疾患・腎疾患

・がん など

これらの病気は、放置すると日常生活に支障をきたすだけでなく、命にも関わる重大な病気へと進行していきます。

 

身体への主な影響とは?

〇動脈硬化が進行する

多くの生活習慣病は、血管の老化を早め、動脈硬化を引き起こします。これにより、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。

〇自覚症状が少なく進行する

高血圧や糖尿病などは、初期症状がほとんどないため、気づいたときには病気が進んでいることも。突然の発症により重篤な状態になるケースもあります。

QOL(生活の質)の低下

筋力や体力が低下し、「階段がつらい」「すぐ疲れる」といった日常動作にも影響が出てきます。

〇合併症のリスクが高まる

糖尿病による網膜症(視力障害)、腎症(人工透析)、神経障害など、重い合併症を引き起こすことも。

〇寝たきりや認知症の原因に

脳卒中や心筋梗塞が引き金となり、身体機能が大きく低下して寝たきりになったり、認知機能が低下することもあります。

 

理学療法士ができること

私たち理学療法士は、「運動」に関する専門家です。生活習慣病を予防・改善するためには、適切な運動療法がとても大切です。

・個々の体調や疾患に応じて、安全で効果的な運動プログラムを提供

・継続できる運動習慣を一緒に作るサポート

・生活全体を見直すアドバイス(食事・睡眠・ストレス管理など)

定期的な健康診断による早期発見と、日常生活の中でのちょっとした意識の変化が、将来の健康に大きく影響します。

 

おわりに

生活習慣病は「予防」が何より大切です。自覚症状がなくても、身体は少しずつ変化しています。無理のない範囲で、今日からできることを一緒に始めませんか?

健康に関するお悩みや運動についてのご相談があれば、ぜひお気軽にご相談ください。私たち理学療法士が、あなたの健康づくりを全力でサポートします!