足底筋膜炎の原因とリハビリとは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、170日目の投稿です。

今日は水分補給の、大切さについてお話しします。人の体の約60%は水分でできており、私たちは汗や尿、呼吸などで毎日2リットル程度の水分を自然に失っていると言われています。水を飲むことで、体内の老廃物の排出がスムーズになり、便秘やむくみの予防になります。また、血液の流れも良くなり、脳の働きや集中力の維持にもつながります。一度に大量に飲むのではなく、こまめにコップ1杯ずつ、1日を通して摂取するのが理想的です。是非、試してみて下さい。それでは、今日も一日頑張りましょう。

 

 

朝起きて一歩踏み出した瞬間、「ズキッ」と足裏に走る痛み。そんな経験はありませんか?それ、もしかすると 足底筋膜炎 かもしれません。

今回は、足底筋膜炎の原因からリハビリ方法まで、理学療法士の視点で詳しくご紹介します。

 

足底筋膜炎とは?

足底筋膜とは、かかとから足の指の付け根にかけて広がる、強靭な腱膜です。この組織に炎症が起こると、かかとや土踏まずに痛みが生じます。

よくある症状:

・朝の第一歩が特に痛い

・長時間立ったあとや歩いた後に痛みが増す

 

主な原因は?

足底筋膜炎は、以下のような複数の要因が関与して発症します。

・足裏への過剰な負荷:ランニング、立ち仕事など

・筋力や柔軟性の低下:特にアキレス腱やふくらはぎ

・足のアーチ構造の異常:扁平足やハイアーチ、外反母趾など

・靴の不適合:サイズが合わない、クッション性のない靴

・加齢や体重増加

・急激な運動量の変化:普段運動しない方が突然活動的に

 

リハビリテーションの4つの柱

リハビリは次の4つのステップで行います。

1.炎症の鎮静化

・安静を保ち、11015分のアイシングを数回実施

・必要に応じて超音波治療なども活用

2.柔軟性の向上

・足底筋膜のストレッチ(足指を優しく反らす)

・ふくらはぎのストレッチ(壁を使ったアキレス腱伸ばし)

・足首や足指の可動域改善

3.筋力トレーニング

・足指トレーニング:タオルギャザー、足指ジャンケン

・アーチサポート筋の強化:内在筋・後脛骨筋・体幹筋

4.日常生活での工夫

・インソールやテーピングでアーチサポート

・クッション性のある靴の選択

・運動再開時は徐々に負荷を上げるのがポイント

 

まとめ

足底筋膜炎は、放っておくと慢性化する恐れもあります。しかし、正しく原因を理解し、適切なリハビリと生活習慣の工夫をすれば、痛みの改善と再発予防が可能です。

お困りの方は、ぜひ理学療法士や専門の医療機関にご相談ください。