変形性股関節症の保存療法のリハビリとは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、160日目の投稿です。
6月といえば来週の日曜日に父の日がありますね。父の日は母の日と比較すると、若干地味めな存在ですが、先にある母の日を盛大にお祝いしたならば、父の日も同様にお祝いしてあげないと、父親の威厳を保たせるためにも、必要なことだと思います。母の日に贈るものはカーネーションが定番ですが、父の日に定番の贈り物がないことが、父の日を地味めな存在にしてしまっているのかもしれません。でも、定番のものがないからこそ、それぞれの思い入れが伝わるものであり、真心のこもった素敵な贈り物を渡せる絶好のチャンスととらえることも出来ると思います。せっかくですから、ふだんでは買えないとっておきなものを贈ってみてはいかがでしょうか?
変形性股関節症 は特に高齢者に多く見られる疾患で、関節の痛みや可動域の制限が日常生活に大きな影響を与えることがあります。そこで、 保存療法としてのリハビリテーション が非常に重要になってきます。本記事では、手術をせずに症状を改善するためのリハビリ方法について詳しく解説します。
保存療法の重要性
保存療法とは、 手術を行わずに症状を改善することを目的とした治療法 です。主に以下の方法が含まれます。
・運動療法 :筋力を強化し、関節への負担を軽減する
・物理療法 :温熱療法や電気療法を活用し、血流改善や痛みの軽減を図る
特に、 股関節周囲の筋肉を鍛えることで、関節の安定性を向上させる ことができます。適切なリハビリを継続することで、痛みの軽減や動作の改善が期待できます。
リハビリテーションのプロセス
リハビリは以下のステップで進めていきます。
1.診断と治療計画の策定X線検査を行い、股関節の状態を確認します。
2.機能評価理学療法士による評価を受け、自分の状態を理解します。
3.個別のリハビリプログラムの作成痛みの程度や筋力に応じた運動プログラムを策定します。
4.運動療法の実施定期的に運動を行い、効果を確認します。
5.日常生活のモニタリング動作の観察を行い、必要に応じてプログラムを調整します。
このプロセスを継続的に実施することで、症状の改善につながります。
具体的なリハビリ方法
以下に、自宅でもできるリハビリ方法をご紹介します。
・ヒップリフト
仰向けに寝て、膝を曲げ、足を床につけた状態でお尻を持ち上げる運動です。 臀部の筋肉を強化し、股関節の安定性を向上 させます。
・股関節ストレッチ
仰向けに寝て、一方の膝を胸に引き寄せることで、 股関節の柔軟性を高める ことができます。
・水中歩行
水中での歩行は 関節への負担を軽減しながら筋力を鍛える ことが可能です。浮力を利用することで、安全に運動を続けられます。
・椅子に座った足上げ運動
椅子に座り、足をゆっくりと持ち上げることで、 太ももの筋力を強化 できます。
これらの運動は、 痛みを感じない範囲で行うことが重要 です。
まとめ
変形性股関節症の保存療法としてのリハビリは、痛みの軽減や生活の質の向上に大きく寄与 します。運動療法を中心に、自宅でできるエクササイズを取り入れながら、専門家のサポートを受けることで、より効果的な改善が期待できます。