肘内障とその原因とは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、158日目の投稿です。
6月に入り、最近「6月病」という言葉を耳にすることが増えました。6月病とは、5月病と似ていますが、少し違った特徴があります。6月病が起こりやすい理由として、梅雨の時期で天気が悪い日が続くこと、湿度が高くて不快な日が多いこと、そして新年度の疲れが蓄積されてくることなどが挙げられます。また、この時期は祝日もなく、長い間休みがないことも影響しています。6月病を乗り越えるためには、まず十分な睡眠を取ることが大切です。また、梅雨で外に出にくい時期ですが、室内でできる軽い運動やストレッチをするのも効果的です。栄養バランスの良い食事を心がけ、好きな音楽を聞いたり、読書をしたりして、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。それでは、今日も一日頑張りましょう。
肘内障は 幼児 に多く見られる怪我の一つです。遊んでいる最中に腕を引っ張られたり、転倒した際に発生することが多く、子供が急に腕を使わなくなることが特徴です。
今回は 肘内障の原因・症状・治療法、そして予防策 について詳しく解説します!親御さんが正しい知識を持つことで、早期の対応や予防につながります。
肘内障とは?
肘内障とは、肘の関節が正常な位置からずれてしまう状態 のことを指します。特に 1歳~6歳の幼児 に多く発生します。
肘内障が起こると、子供は 腕を使わなくなる ことが多く、痛みを感じることもあります。典型的な症状として、以下のような姿勢を取ることがあります。
・腕をだらんと下げる
・腕を抱え込むような姿勢になる
・肘を伸ばそうとしない
これらの症状が見られた場合は、肘内障を疑いましょう。
肘内障の原因
肘内障は 腕を急に引っ張られる ことで発生しやすいですが、その他にも以下のような原因があります。
- 腕を強く引っ張られた
- 親が手を引いて歩いているときや、遊んでいるときに腕を引っ張ることで発生します。
- 特に1歳未満の子供 は、靭帯が緩いため肘内障を起こしやすいです。
- 転倒
- 子供が転んで手をついたときに、肘に 強い力 がかかることで発生することがあります。
- 不適切な遊び方
- 子供が無理な体勢で遊んだり、腕を強くひねることで関節がずれることがあります。
肘の靭帯が引っ張られることで関節がずれてしまう のが、肘内障の発生メカニズムです。
肘内障の診断方法
肘内障の診断は 視診と触診 で行われることが多いですが、必要に応じて X線検査 を行い、骨に異常がないか確認します。
診断の流れ
- 子供の症状を確認
- 肘の動きや痛みの程度を評価
- X線検査で骨の異常がないかチェック(必要時のみ)
通常、肘内障は 視診と触診で診断 されます。
肘内障の治療法
肘内障の治療は 徒手整復 によって肘を元の位置に戻します。整復後は すぐに痛みが軽減し、腕の動きが戻ります。
治療の流れ
- 医師による徒手整復
- 優しく関節を元の位置に戻します。
- 短時間で治ることがほとんどです。
- 安静にする
- 整復後はしばらく 安静にする ことが大切です。
- 自宅でのケア
- 冷やす
- 痛みがある場合は、腕を無理に動かさない
- しばらく様子を見る
通常、整復後すぐに腕を使い始める ので、大きな後遺症を残すことはほとんどありません。
肘内障を予防するために
肘内障は 予防 できる怪我です!日常生活での注意点を押さえて、発生を防ぎましょう。
予防策
- 子供の腕を強く引っ張らない
- 転倒しにくい環境を整える
- 遊び方に注意し、腕をひねらないようにする
- 子供の動きをよく観察する
特に、親が手を引くときは、やさしく持つこと がポイントです!
まとめ
肘内障は、子供によく見られる怪我ですが、正しい知識 を持つことで 予防や早期発見 が可能です。