ランナー膝の原因とリハビリとは?
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、152日目の投稿です。
今日は、ながら作業についてお話ししたいと思います。マルチタスクを日常的に行う人は、そうでない人に比べて情報処理能力が40%も低下することが明らかになったそうです。脳は本来、複数の課題を同時に処理するようには設計されておらず、タスクを切り替えるたびに「スイッチングコスト」(切り替えのエネルギー)が発生するからです。対策として「シングルタスクタイム」を導入したところ、エラー率が65%減少し、生産性が向上したといいます。あれもこれも同時にやろうとせずに、仕事は一つ一つ片付けるといいそうです。それでは、今日も一日頑張りましょう。
ランニング愛好者にとって避けたいトラブルの一つが「ランナー膝」です。膝の外側に痛みを引き起こすこの症状は、走ることを楽しむ人にとって大きな悩みとなることがあります。この記事では、ランナー膝の原因やリハビリ方法、予防策について詳しく解説します。
ランナー膝とは?
ランナー膝は腸脛靭帯炎(Iliotibial Band Syndrome)とも呼ばれ、膝の外側に痛みを生じる症状です。特に以下の場面で痛みを感じることが多いです:
・長時間のランニングや下り坂での走行
・膝を曲げたり伸ばしたりする動作
炎症が進行すると、日常生活の動作でも違和感を覚えることがあります。
ランナー膝の主な原因
ランナー膝の原因はさまざまですが、主に以下の3つが考えられます:
1.オーバーユース(使いすぎ) 急な距離・頻度の増加は、膝に大きな負担をかけます。
2. 筋力不足 大腿部や股関節周囲の筋力が弱いと、膝を支える力が不足しやすくなります。
- 柔軟性の低下 筋肉や靭帯の柔軟性が不足していると、膝への負担が増え、痛みが発生しやすくなります。
これらの要因が組み合わさることで、ランナー膝が発症しやすくなります。
効果的なリハビリ方法
リハビリを適切に行うことで、痛みを軽減し、再発を防ぐことができます。以下の方法が特に効果的です。
1.ストレッチ
腸脛靭帯の柔軟性を高めるために、大腿筋膜張筋や股関節周辺を重点的に伸ばすストレッチを行いましょう。
2.筋力トレーニング
膝を支える筋肉を強化するためのエクササイズを実施します。 例: スクワットやランジが効果的です。
3.フォームチェック
ランニング時の姿勢を見直すことで、膝への負担を軽減できます。特に足の向きや着地の仕方に気を配りましょう。
日常生活での予防ポイント
・適切なシューズ選び : クッション性のあるシューズを選び、衝撃を和らげましょう。
・ウォームアップとクールダウン : ランニング前後に十分なストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つことが重要です。
・走る環境の工夫 : 硬い地面や下り坂でのランニングを避けることで、膝への負担を軽減できます。
まとめ
ランナー膝は、適切なリハビリと予防策を実施することで改善が可能です。痛みを感じたらすぐに対処し、再発を防ぐための運動習慣を見直しましょう。