オスグッドシュラッター病の原因とリハビリとは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、144日目の投稿です。

今日は世界ミツバチの日と制定されているらしいです。みなさんが毎日食べている野菜や果物が育つ過程に、ミツバチがとても大きな役割を果たしている事を知っていますか?ミツバチは花の蜜を集めるだけではなく、毎日の食事に欠かせない果物・野菜を栽培する農業の現場において、果実を実らせるための受粉も行っているのです。世の中の動物はミツバチのように大切な役割を各々担っていると言われています。これは会社の組織においても同じようなことが言えると思います。皆さんで手を取り合って助けあいながら楽しく働ける会社にしていきましょう。

 

 

オスグッドシュラッター病は、特に成長期の子供や若者に多く見られる膝の痛みを引き起こす病気です。膝の下部にある脛骨の突起部分に炎症が生じることによって発生し、スポーツをしている子供たちに多く見られる傾向があります。本記事では、オスグッドシュラッター病の原因、症状、リハビリテーションについて詳しく解説します。

 

オスグッドシュラッター病とは?

オスグッドシュラッター病は、膝の成長板に過度の負担がかかることによって発症します。特に、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをしている子供に多く見られます。

 

主な症状

・膝の下部(脛骨粗面)の痛みや腫れ

・運動時の痛みの増加

・患部を押すと痛みが強くなる

成長期の子供たちにとって、この痛みは非常に辛いものです。しかし、適切な治療とリハビリにより、症状を軽減し、スポーツを続けることが可能になります。

 

オスグッドシュラッター病の原因

オスグッドシュラッター病の主な原因は、成長期における骨の成長と筋肉の柔軟性の不均衡です。特に、以下の要因がリスクを高めます。

リスク要因

過度の運動:スポーツ活動が多い子供は、膝にかかる負担が大きくなる。

筋力の不均衡:大腿四頭筋が強い一方で、ハムストリングスやふくらはぎの筋力が弱いと、膝に負荷がかかりやすい。

不良姿勢:姿勢が悪いと、膝にかかる負担が増加する。

これらの要因が組み合わさることで、オスグッドシュラッター病が発症するリスクが高まります。

 

リハビリテーションの重要性

オスグッドシュラッター病のリハビリテーションは、痛みを軽減し、再発を防ぐために非常に重要です。目的は、膝の周りの筋肉を強化し、柔軟性を向上させることです。これにより、膝にかかる負担が軽減し、正常な動作を取り戻すことができます。

具体的なリハビリ方法

ストレッチ:大腿四頭筋やハムストリングスのストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めます。例えば、

  • 膝を押さえながら大腿四頭筋を伸ばすストレッチ
  • 床に座り、足を引き寄せてハムストリングスを伸ばすストレッチ

筋力トレーニング:膝周りの筋肉を強化することで、負担を分散できます。特に有効なのは以下のトレーニングです。

  • スクワット(正しいフォームを意識することが重要)
  • レッグプレス(適度な負荷で筋力向上を図る)

バランスエクササイズ:片足立ちやバランスボードを使ったトレーニングにより、膝への負担を軽減できます。

 

日常生活での注意点

オスグッドシュラッター病の予防と管理のために、日常生活でも注意が必要です。

適度な運動 ー 負担をかけすぎないようにする。 ✔ 正しい姿勢 ー スポーツ時だけでなく、日常生活でも姿勢を意識する。 ✔ 柔軟性の向上 ー 定期的なストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つ。 ✔ アイシングとテーピング ー 炎症がある場合はアイシングを行い、必要に応じてテーピングでサポート。

 

まとめ

オスグッドシュラッター病は、適切なリハビリテーションと生活習慣の改善によって、十分に管理可能な病気です。早めに対策を講じることで、痛みの軽減と再発防止につながります。