ばね指の原因とリハビリとは?

おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、138日目の投稿です。

ゴールデンウィークも終わり、だいぶ暖かくなってきました。新人さんもそろそろ仕事に慣れ始めてきた頃だと思います。そんな今こそ気をつけていただきたいのは五月病です。気分が落ち込みやすいな、全然寝付けないな、食欲が落ちたなと少しでも思ったら、五月病になりかけているかもしれません。自分もしかしたらそうかもと思ったら、毎日仕事以外で少しずつ体を動かすことを始めてみてください。少し近場を散歩してみたり、ほんの5分筋トレしてみたり、なんでもいいと思います。気分転換にもなりますし、セロトニンが増えるため落ち込みにくくなります。それでは今日も頑張りましょう。

 

 

ばね指は、指を曲げるための腱が腱鞘に引っかかることで発生する疾患です。日常生活で頻繁に指を使う人にとっては特に発症リスクが高く、痛みや動きの制限が生じることがあります。本記事では、ばね指の原因やリハビリ方法、予防策について詳しく解説します。

 

ばね指とは?

ばね指は、指を曲げる際に腱鞘の中で腱が引っかかることで生じる症状です。これにより、指の動きがスムーズでなくなり、時には痛みを伴うことがあります。特に、朝起きたときや長時間同じ動作を繰り返した後に症状が悪化しやすいと言われています。

 

ばね指の原因

ばね指の主な原因は、腱や腱鞘への過度な負荷です。具体的には以下のような要因が挙げられます。

  • 手や指の酷使 : 長時間のキーボード入力、スマホ操作、スポーツ(ゴルフやテニスなど)。
  • 加齢 : 加齢に伴い腱や腱鞘が変性し、弾力性が低下することが影響します。
  • 性別 : 女性に多く見られる疾患であり、ホルモンバランスが影響する可能性があります。
  • 職業 : 手を頻繁に使う職業の方(ピアニスト、大工、事務職など)はリスクが高いです。

 

ばね指のリハビリ方法

リハビリを行うことで、痛みの軽減や指の可動域改善が期待できます。以下、具体的な方法を紹介します。

  1. 指のストレッチ

指を開いて、痛みのある指を反対の手で優しく引っ張ります。この動作を繰り返すことで、腱の柔軟性を高めることができます。

  1. グリップエクササイズ

柔らかいボールやグリップを握ることで、指の筋力を強化します。指を曲げたり伸ばしたりする動作を意識しながら行いましょう。

  1. 関節のストレッチ

痛みのある指を他の指と一緒に持ち、優しく圧をかけることで関節の可動域を広げることができます。

これらのエクササイズを毎日継続することで、徐々に改善が期待できます。

 

ばね指の予防策

日常生活の中で、ばね指の発症を防ぐために意識すべきポイントを紹介します。

  • 作業環境の見直し : キーボードやマウスの位置を調整し、手首や指に負担をかけないようにする。
  • こまめな休憩 : 同じ姿勢での作業を避け、定期的に休憩を取りながら指をほぐす。
  • ストレッチを習慣化 : 日々のストレッチを取り入れることで、腱の柔軟性を保つ。

 

まとめ

ばね指は、日常生活において多くの人が経験する可能性のある疾患ですが、適切なリハビリや予防策を講じることで改善が期待できます。自分の手を大切にし、健康な生活を送るために、ぜひリハビリやストレッチを習慣化してみてください。