高齢者に多い橈骨遠位端骨折の原因とリハビリ
おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、99日目の投稿です。
今日も比較的暖かい日ではありますが、天気予報によると、なんと夏日になる地域も出てくるようです。冬から一気に夏になるということで、寒暖差には注意が必要ですが、この暖かさで東京では24日にも桜の開花が予想されました。毎年、私は桜を見て、ずっとこのまま咲いていてほしいなと思いつつも、桜はすぐに散ってしまうのが現実ですよね。こんな言葉があります。「飽きられる前に散る桜は賢い」桜は飽きられる前に散っていくのです。新しい環境に踏み出すことで新たな視点から物事を考えられるかも知れない。常に同じことをしていても飽きてしまうからこそ、心機一転、皆さんも新しいことにチャレンジしてみましょう。

橈骨遠位端骨折は、手首の骨折の中でも特に多く見られるものです。この骨折の回復には、リハビリテーションが欠かせません。この記事では、リハビリの重要性や具体的なエクササイズ、日常生活での注意点について詳しくご紹介します。
橈骨遠位端骨折とは?
橈骨遠位端骨折は、手首の橈骨の先端部分が骨折することを指します。転倒やスポーツ中の衝撃が主な原因で、高齢者では骨密度の低下により発生率が高くなります。この骨折後は、痛みや腫れが伴い、手首の動きが制限されるため、早期のリハビリが必要です。
リハビリテーションの重要性
適切なリハビリを行うことで、以下のような効果が期待されます。
- 手首の可動域を広げる
- 筋力の回復を促進
- 日常生活の動作を再び可能にする 手首の機能回復は、仕事や趣味など、日常生活をより快適にするための重要な要素です。
リハビリの流れ
リハビリは段階的に行われ、以下のプロセスが含まれます。
- 初期段階(固定期間) 骨折後4〜6週間はギプスやバンデージで固定され、手首を動かさないようにします。
- リハビリ開始 固定が解除された後、軽いストレッチや可動域運動から始め、徐々に負荷を増やしていきます。
- 筋力トレーニング 手首の動きが改善した段階で、筋力を強化するトレーニングを取り入れます。
具体的なリハビリテーション方法
以下のエクササイズは、骨折後の回復に役立つ方法です。
- タオルを使ったグリップエクササイズ タオルを握る運動で、指と手首の筋力を鍛えます。
- 手首のストレッチ 無理のない範囲で手首を動かすことで、柔軟性を向上させます。
- 祈りのポーズ 両手を合わせ、手首を下に押し下げることで柔軟性を高めます。
- ボールを使った運動 小さなボールを転がして手首の動きを改善します。
- 抵抗バンドを使ったトレーニング 筋力回復の最終段階で取り入れることで、日常生活に必要な力を取り戻します。
日常生活での注意点
- 無理な動作を避ける
- 痛みを感じた場合は運動を中止する
- 医師や理学療法士と相談しながら進める
まとめ
橈骨遠位端骨折後のリハビリは、回復を成功させるための重要なステップです。適切なリハビリに取り組むことで、手首の機能を取り戻し、日常生活へスムーズに復帰することが可能です。健康な手首を再び手に入れるため、一歩ずつ無理なく進めていきましょう。