脊柱管狭窄症の原因とリハビリ

 おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、88日目の投稿です。

 春が近づいてきて、通勤中に少しずつ草木が花開いているのを見かけることが多くなってきました。花粉症の方にとっては辛い季節だと思いますが、やはり暖かくなると心も晴れやかになる気がします。晴れやかな気持ちで今日も1日頑張りましょう。

 

 

 脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、痛みやしびれなどの症状を引き起こす疾患です。この病気は特に高齢者に多く見られ、日常生活に大きな影響を与えることがあります。本記事では、脊柱管狭窄症の原因や症状、リハビリテーションの重要性について詳しく解説していきます。

 

脊柱管狭窄症の原因

 脊柱管狭窄症の主な原因は、加齢による変化です。年齢を重ねることで、椎間板が劣化したり、骨が変形したりすることがあります。以下のような要因も影響を与える可能性があります。

・遺伝的要因

 家族に同じ症状を持つ方がいる場合、発症リスクが高まります。

・生活習慣

 長時間の座り仕事や運動不足は、筋力低下を引き起こし、症状を悪化させる原因になります。

 

脊柱管狭窄症の症状

 この病気が引き起こす症状には、以下のようなものがあります。

・腰痛

 慢性的な痛みが持続することがあります。

・足のしびれや痛み

 特に歩行中に症状が出ることが多いです。

・間欠性跛行(かんけつせいはこう)

 一定の距離を歩くと痛みが出て歩けなくなる状態ですが、少し休むとまた歩けるようになります。

 

 これらの症状は神経の圧迫によって引き起こされ、特に歩行中に症状が顕著になることが脊柱管狭窄症の特徴です。

 

リハビリテーションの重要性

 リハビリテーションは、脊柱管狭窄症の症状を和らげ、生活の質を向上させる重要な手段です。適切なリハビリを行うことで以下の効果が期待できます。

  1. 筋力と柔軟性の向上。
  2. 神経の圧迫を緩和。
  3. 手術を回避する可能性。

 

 特に、早期にリハビリを開始することが症状の改善に大きく寄与します。

 

リハビリに効果的なエクササイズ

 リハビリには、以下のようなエクササイズが効果的です。

  1. ヒップフレクサーストレッチ 股関節の柔軟性を高めるストレッチです。
  2. グルートブリッジ お尻の筋肉を鍛えることで、腰を安定させます。
  3. レッグレイズ 腹筋を強化し、体幹を安定させます。
  4. バランスエクササイズ 体幹を強化し、姿勢を改善します。

 

 どのエクササイズも、正しいフォームで行うことが大切です。また、無理をせず自分のペースで行いましょう。

日常生活での注意点

 脊柱管狭窄症を持つ方は、日常生活での動作や姿勢にも気を配る必要があります。以下のポイントを意識しましょう。

・物を持ち上げる際は膝を曲げて腰を使わないようにする。

・座るときは背筋を伸ばし、姿勢を保つ。

・長時間同じ姿勢を避け、こまめに体を動かす。

 

まとめ

 脊柱管狭窄症は、加齢や生活習慣によって引き起こされる疾患ですが、リハビリテーションや日常生活の工夫によって症状の改善が期待できます。日常生活での注意点を守りながら、自分に合ったリハビリに取り組むことで、より健康的な生活を目指しましょう。