テニス肘の原因とリハビリ

 おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、56日目の投稿です。

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 テニス肘とは、スポーツや日常生活での動作によって肘の外側に痛みが生じる状態を指します。特にテニスやゴルフなどのスポーツを行う人に多く見られますが、実際にはパソコン作業や重い物を持つことでも発症することがあります。今回は、テニス肘のリハビリの重要性について詳しくお話ししたいと思います。

 

テニス肘の原因

 テニス肘は、肘の外側にある腱が過度に使われることによって炎症を起こすことが主な原因です。特に、繰り返し行う動作や不適切なフォームでの運動が影響します。例えば、テニスのサーブやフォアハンドの打ち方が悪いと、肘に負担がかかりやすくなります。また、日常生活でも、重い物を持ち上げる際に肘に負担をかけることが多いです。

 

テニス肘の症状

 テニス肘の主な症状は、肘の外側に痛みを感じることです。特に、物を持ち上げたり、手を使ったりする動作で痛みが増すことが多いです。また、肘を曲げたり伸ばしたりする際にも違和感を感じることがあります。痛みがひどくなると、日常生活に支障をきたすこともあります。

 

リハビリの重要性

 テニス肘の治療には、リハビリが非常に重要です。リハビリを行うことで、筋肉や腱の柔軟性を回復し、再発を防ぐことができます。特に、ストレッチや筋力トレーニングは、患部の機能回復に役立ちます。リハビリを怠ると、痛みが慢性化し、治療が長引くことになりますので、しっかりと取り組むことが大切です。

 

リハビリの具体的な方法

①ストレッチ

 まずは、適切な休養をとることが重要です。痛みがある状態で無理をすると、症状が悪化する可能性があります。その後、緊張が高まった筋肉の柔軟性を回復するためのストレッチを行います。例えば、肘を伸ばした状態で手首を下に向け、反対の手で指を引っ張るストレッチが効果的です。

 

②筋力トレーニング

 次に、筋力トレーニングを行います。特に、前腕の筋肉を鍛えることで、肘への負担を軽減することができます。軽いダンベルを使ったトレーニングや、手首を使ったエクササイズが推奨されます。

 

日常生活での注意点

 リハビリを行う際には、日常生活でも注意が必要です。例えば、重い物を持つ際には、肘に負担をかけないように気をつけることが大切です。また、パソコン作業を行う際には、正しい姿勢を保つことが重要です。肘を曲げすぎないようにし、適度に休憩を取ることが推奨されます。

 

まとめ

 テニス肘は、適切なリハビリを行うことで改善が期待できます。ストレッチや筋力トレーニングを通じて、肘の機能を回復させることが重要です。また、日常生活での注意点を守ることで、再発を防ぐことができます。痛みを感じたら、早めに専門医に相談し、適切なリハビリを行うことをお勧めします。