肩関節周囲炎のリハビリ効果

 おはようございます。理学療法士の水尻です。今日は、32日目の投稿です。

 冬を迎えてだんだん日が沈むのも早くなってきました。この季節に危ないのが交通事故です。毎年12月は交通事故の件数が増えるらしいです。路面の凍結や交通渋滞の心理的な影響もあるらしいです。交通事故にあわないためにもいつもより余裕おもって行動してみるといいですね。


 今日は肩関節周囲炎についてお話ししたいと思います。肩関節周囲炎は、特に40代から50代の方に多く見られる症状で、日常生活に大きな影響を与えることがあります。リハビリテーションは、この症状を改善するために非常に重要な役割を果たします。では、肩関節周囲炎の概要からリハビリの具体的な方法まで、詳しく見ていきましょう。


肩関節周囲炎の概要

 肩関節周囲炎は、肩の関節周囲の組織が炎症を起こし、痛みや可動域の制限を引き起こす状態です。主な症状としては、肩の痛み、動かしにくさ、夜間の痛みなどがあります。特に、肩を動かすときに痛みが増すことが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。

 この症状は、加齢や過度の使用、外傷などが原因で発生します。特にデスクワークやスポーツを行う方は、肩に負担がかかりやすく、注意が必要です。


リハビリの必要性

 リハビリテーションは、肩関節周囲炎の治療において非常に重要です。無理に運動を行うと、炎症が悪化し、痛みや拘縮を助長する可能性があります。そのため、専門的なリハビリを受けることで、筋肉の柔軟性を高め、血流を改善し、痛みを和らげることができます。

 リハビリを通じて、肩の可動域を広げることができ、日常生活の質を向上させることが期待できます。特に、早期にリハビリを開始することで、回復が早まることが多いです。


リハビリの具体的な方法

 リハビリにはさまざまな方法がありますが、ここではいくつかの具体的なエクササイズを紹介します。

①コッドマン体操

 肩をリラックスさせながら、腕を前後に振ったり、円を描くように動かします。この運動は、肩の可動域を広げるのに効果的です。

②水ボトルを使ったエクササイズ

 テーブルに片腕を置き、もう一方の腕で水ボトルを持ち、ゆっくりと前後に動かします。肩をリラックスさせ、動きをコントロールすることが大切です。


自宅でできるストレッチ

痛みを感じない範囲で、腕を振ったり、タオルを使ってストレッチを行います。11015回の繰り返しを目安に行いましょう。

肩の予防エクササイズ

肩をすくめたり、回したりする運動を行い、肩の筋肉を強化します。正しいフォームで行うことが重要です。

段階的なリハビリ

急性期、慢性期、回復期に分けて、それぞれの段階に応じたエクササイズを行います。特に回復期では、抵抗を使った運動が効果的です。

リハビリの効果

リハビリを行うことで、肩の可動域が改善され、痛みが軽減されることが多いです。実際にリハビリを受けた方々の体験談を聞くと、日常生活が楽になった、趣味を再開できたという声が多く聞かれます。

また、リハビリを通じて、肩の筋肉が強化されることで、再発のリスクも低減されます。定期的な運動を続けることが、健康な肩を維持するために重要です。

注意点とアドバイス

リハビリを行う際には、いくつかの注意点があります。まず、痛みを感じる動きは避けることが大切です。無理をせず、自分のペースで行うことが重要です。また、専門家の指導を受けることで、より効果的なリハビリが可能になります。

さらに、日常生活の中で肩を使う際には、正しい姿勢を意識することが大切です。デスクワーク中は定期的に休憩を取り、肩を動かすことを心がけましょう。